第77回高崎市内の短期大学

たかさき100年第77回写真 市立女子高校移転跡(昭和町)に開校した新島女子短大

第二次世界大戦後の昭和25年、暫定的制度として発足した短期大学は、2年程度で実際的な専門教育が受けられるため入学希望者も多く、関係者の熱意によって、昭和39年に恒久的な制度となりました。この年、全国の短大の学生数は、発足時に比べ4.6倍(女子は8.6倍)となりました。高崎市内でも進学率の上昇や、自宅からの通学希望者の増加などにより、短期大学が相次いで創設されました。

女子教育に情熱を注いでいた須藤いま子は、昭和11年に須藤和洋裁学院を創立、29年に須藤高等技芸学校と改称しました。その後、大学進学を希望する女子生徒の増加に併せ、昭和41年4月、群馬女子短期大学を市内中大類町に設立したのです。設立当初の家政学科に加え、42年国文科を増設しました。

昭和22年に開校した新島学園は、新島襄のキリスト教の精神に基づき、安中市に設立された中等部・高等部からなる男女共学校ですが、昭和58年4月、女子の高等学校卒業者の増加と上級学校への志望増加を考慮し、通学に便利なJR北高崎駅に近い、昭和町の高崎市立女子高校の移転跡に新島学園女子短期大学(国際文化学科)を開校しました。当初は男女共学も考慮しましたが、将来を託す子どもの教育には、母親の高い知性と豊かな教養が必要であるという主旨で女子教育に重点を置いたのです。

また、昭和52年4月に前橋市に開校した前橋育英学園短期大学(保育学科・英語科)は、昭和62年4月、市内京目町に移転し、校名も育英短期大学と改めました。

明治39年、佐藤タ子が設立した私立裁縫女学校は、昭和23年学制改革により高等学校に昇格、校名を高崎技芸高等学校に改め、昭和36年には佐藤学園高等学校と改称しました。さらに昭和63年4月、ビジネス実務教育を重視して、市内根小屋町に男女共学の高崎商科短期大学(商学科)を開校しました。

なお、昭和41年から市内で幼稚園や保育専門学校を経営する堀越学園が、昭和63年4月、高崎市に隣接する吉井町岩崎に高崎芸術短期大学(音楽科・美術科)を開校し、特色ある学園経営を行っています。

いずれの短大も高崎という地の利を生かしながら学校経営に力を注いでいますが、最近では4年制大学への移行や、国際化・情報化に対応した新学科の設置を目指す動きが見られます。

(八木 啓次)

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