上野国八幡観音塚古墳出土品
銅承台付蓋碗
(どううけだいつきふたわん)
金銅製透彫り杏葉
(こんどうせいすかしぼりぎょうよう)
画文帯神獣鏡(がもんたいしんじゅうきょう)
観音塚古墳の横穴式石室の中には、1,400年の年月が信じられないほど良好に約300点の副葬品が残されていました。
刀剣、金環(きんかん)、鏡、刀子(とうす)、棺の破片、馬具などのほか、石室入口の左隅には水が6分目まで入った大きな壷が、こわれずに置かれていました。もとは お酒でも入っていたのでしょうか?
これらの副葬品をよく調べてみると、それまで県内の古墳から発見された副葬品とは、種類の違うものが多くありました。
石室の中からは、副葬品の他に豪族の歯や 骨、髪の毛、棺の釘などが見つかっています。
これらの副葬品は古墳の南に建てられた観音塚考古資料館に保管・展示されています。
文化財情報
- 指定種別:国指定重要文化財
- 名称:上野国八幡観音塚古墳出土品(こうずけのくにやわたかんのんづかこふんしゅつどひん)
- 指定年月日:昭和36年2月17日
- 所在地:高崎市八幡町800-144 高崎市観音塚考古資料館 地図(地図情報システムを新しいウインドウで表示)
- 国指定文化財等データベース