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豊田屋旅館本館

ページID:0006358 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

高崎市にある登録文化財 国登録

豊田屋旅館
豊田屋本館北側外観
破風の説明

豊田屋は、高崎駅西口の駅前で現在も営業している木造の旅館です。

明治12(1879)年に創業し、当初の業態は食事処であったといわれています。明治17(1884)年に高崎駅が開業し、これ以降明治30年までの間に業態を旅館業に変更したとされ、明治30年の『高崎繁盛記』には「旅店 豊田屋号 園原松三郎」の記述が見られます。

現在の建物は昭和7年築のものですが、平成14年に前面道路の拡幅に伴い裏手を減築、曳家を行い今の位置に移りました。

平成15年には昭和初期における駅前旅館の形式を伝える貴重な資料として、国登録有形文化財に登録されました。

本館は入母屋(いりもや)造り瓦葺きの妻入りで、入母屋の破風(はふ)に懸魚(げぎょ)を設けています。玄関の庇(ひさし)は軒唐破風(のきからはふ)として、そこにも懸魚を設けるといった、特徴ある旅館の造りとなっています。

屋根の形

入母屋造りは雨水を二方に流す切妻造りと異なり、四方に流す形をしています。建物の入口は、その位置によって妻入りと平入りに分けられます。屋根の棟に付けた山形の部分を破風といい、破風の下には懸魚と呼ぶ飾りが付けられています。

文化財情報

  • 指定種別:国登録有形文化財
  • 名称:豊田屋旅館本館(とよだやりょかんほんかん)
  • 指定年月日:平成15年9月19日
  • 所在地:高崎市八島町 地図(地図情報システム)<外部リンク>