本文
安楽寺古墳
高崎市にある指定文化財 県指定
安楽寺古墳の墳丘 石室実測図
安楽寺古墳は、高崎市倉賀野町の安楽寺境内にある、7世紀末頃に造られた円墳です。
墳丘は現況で径約20メートル、高さ4メートルの規模があり、周囲には堀があった可能性が高いと思われます。
埋葬主体部は、石棺式石室という珍しい形態で、凝灰岩の切石が使用されています。近畿地方にみられる横口式石槨との関連がうかがえるもので、地域の有力者が埋葬されたと考えられます。
石室内の壁には7体の仏像が彫られており、これらは鎌倉時代の作と推定されます。
秘仏として12年に1度だけ開帳されます(直近の開帳は平成25年4月)。
文化財情報
- 指定種別:群馬県指定史跡
- 名称:安楽寺古墳(あんらくじこふん)
- 指定年月日:昭和56年5月6日
- 所在地:高崎市倉賀野町 地図(地図情報システム)<外部リンク>