馬庭念流道場及び関係文書

高崎市にある指定文化財 県指定

 

 馬庭念流道場 

念流は相馬四郎義元(慈恩念大和尚)が創始した。念流七世友松偽庵氏宗が樋口又七郎定次に伝え、定次は念流八世となり、中興の祖と仰がれた。念流は一世一人のみ秘伝書を伝授するという。十三世、十四世、十六世、十八世、十九世は江戸にも道場を開いている。

念流道場は創建年代は不明だが、寛政8年(1796)以前とされている。現存道場は念流第二十世定広の代、慶応3年(1867)門人により建てられたものである。道場の名を傚士館(こうしかん)という。士道を学ぶ、習うという意味である。

平屋瓦葺きで、建物は東より土間(方3間)・門・板張りの道場(間口5間半、奥行き3間)・上段の間(板張り間口2間奥行き3間半)となっている。建物は52坪である。

関係文書は168点で樋口家宝物目録に記されている。

「巻物」(摩利支天説勝軍経・入門巻・入門目録・太刀組目録・犬の巻・豹の巻・象の巻・竜の巻・虎の巻・獅子の巻)以上は各二巻ずつで、念流極意に関するものである。「新当流血脈」2通(天正5・6年)、「印可書(いんかじょ)伝書」ともに念流七世念流七世友松偽庵氏宗から定次に、前者は天正19年に後者は慶長3年に与えられた。定次が念流八世を称し、中興と仰がれる理由はここにある。 「念流兵法心得」「家系に関するもの」 その他入門契約書・門人帳・奉額帳など多くが指定されている。

邸内に資料館があり、貴重な品々が展示されている。高崎市吉井郷土資料館にも一部が寄託されている。当主は二十五世定仁である。

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