旧下田邸書院及び庭園

高崎市にある指定文化財 県指定

 

 旧下田邸

旧下田邸書院及び庭園は、箕輪城主長野氏の重臣であった下田大膳正勝の子孫が落城後この地に土着し、代官として居を構えた屋敷跡です。かつて3町歩にも及んだとされる広大な敷地にあった建物のうち、江戸時代の書院が残り、庭園とともに貴重な近世の様式を今に伝えています。

旧下田邸書院

書院は、平屋造り、切り妻で東に玄関があり、下の間12畳半と上の間10畳により構成されています。式台を設けた玄関など武家屋敷としての格式を備え、また、木の皮の面を残したいわゆる面皮柱を用いるなど随所に数奇屋風の意匠が見られます。ブドウとリスを透かし彫りで表現した欄間の彫刻も繊細かつ優美なつくりで書院の風格に彩りを添えています。

庭園

県内では数少ない江戸時代の庭園で、忠臣蔵で名高い剣豪堀部安兵衛が作庭したといわれています。園内にはアカマツ・ヤマモミジなどの樹木が植栽され、城郭風に石垣を配した池の中には、蓬莱島、または亀島と呼ばれる島や水鳥の形をした石があります。素朴な中にも四季折々の表情を持つこの庭は、「青翠園」の名で親しまれ、数多くの文人墨客が訪れました。

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