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満勝寺の石幢
高崎市にある指定文化財 市指定
満勝寺の石幢
石幢(せきどう)の名称の起こりは、寺の内陣(ないじん)の須弥壇(しゅみだん)を取り囲んでかけられる、細長い布製の旗を幢幡(どうばん)と呼び、ここからきたものといわれています。幢幡を6枚または8枚組み合わせてかけている様子を、石造物で表現したものが石幢なのだそうです。石幢には、重制と単制の2つの形式がありますが、満勝寺の石幢は単制の形が変化したもののようです。
「大栄四年甲申六月吉日 大願道仙奉造立石堂一宇」の銘文が読めます。大栄4年は西暦1524年にあたり、この周辺は長野氏関連の居館跡がたくさんあることから、これに関連する地元武士が奉納したのでしょうか。
高さ 69センチメートル
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定史跡
- 名称:満勝寺の石幢(まんしょうじのせきどう)
- 指定年月日:昭和49年1月31日
- 所在地:高崎市北新波町(満勝寺)地図(地図情報システム)<外部リンク>