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成田山光徳寺所在元威徳寺の内陣
高崎市にある指定文化財 市指定
元威徳寺内陣
この内陣は、もと高崎藩主大河内(おおこうち)家の祈願所(きがんじょ)威徳寺の境内にあったお堂の一つで、大河内家累代(るいだい)の位牌が安置されていました。
威徳寺は、宝永6(1709)年大河内輝貞の開基(かいき)で城内に建てられました。輝貞は、徳川五代将軍綱吉の信任が厚く、老中という幕府の要職に任じられた人物です。
堂の外回りは板壁ですが、創建当時は堂内は漆で磨きあげた上に金箔張りの壁、天井も金箔極彩色という豪華な建物でした。今は堂内は護摩をたいたこともあって、すすけて黒くなっています。
この内陣が光徳寺に移されたのは明治9(1876)年で、表参道の左側にありましたが、昭和45年に現在の場所に移しています。
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定重要文化財
- 名称:成田山光徳寺所在元威徳寺の内陣(なりたさんこうとくじしょざいもといとくじのないじん)
- 指定年月日:昭和46年2月18日
- 所在地:高崎市成田町(光徳寺) 地図(地図情報システム)<外部リンク>