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高井家文書
高崎市にある指定文化財 市指定
北条氏康の署名のある高井家文書
寺社の存続は、時の権力者の意向によって大きく左右される時代がありました。特に戦国の群雄が割拠(かっきょ)した時代には、新たな権力者の出現によって領地の安堵状(あんどじょう)を受けることは、寺社の存続が認められるとともに、新たな権力者の支配下に入ることも意味しました。
進雄神社は江戸時代まで牛頭天王(ごずてんのう)を祭る「天王社」と呼ばれ、柴崎町高井家が代々神職を継いでいます。
「高井家文書」は関東管領上杉憲當(憲政:のりまさ)や、彼を越後に追いやった小田原城主の北条氏康、最後の和田城主和田信業、武田勝頼の重臣跡部勝資、北条氏邦(氏康の子)・氏直(氏康の孫)という戦国時代(16世紀末)に、現在の高崎市域に勢力をはった武将から受けた書状19通です。
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定重要文化財
- 名称:高井家文書(たかいけもんじょ)
- 指定年月日:昭和46年2月18日
- 所在地:高崎市柴崎町(進雄神社) 地図(地図情報システム)<外部リンク>