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八幡八幡宮の胴丸
高崎市にある指定文化財 市指定
胴丸その1
胴丸その2
八幡八幡宮には、南北朝から室町時代に作られた胴丸※二領(りょう)が所蔵されています。これらの胴丸は共に一部欠損していますが、残存状態は良好で、群馬県下に残るものとしては最も古いものであり、作りそのものも秀作です。この胴丸が奉納された経緯については、記録は何も残っていません。八幡宮の祭神は武人の守護神ですから、この地方の豪族が奉納したものではないかと推測されています。
※胴丸:中世の鎧(よろい)の一つです。鎌倉時代頃から重装備用に用いられ、室町時代に盛行しますが、後期にはこの改良型が当世具足(とうせいぐそく)の一形式になっていきます。江戸時代の復古調期に再び現れ、形式としては最も長く用いられた「よろい」です。
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定重要文化財
- 名称:八幡八幡宮の胴丸(やわたはちまんぐうのどうまる)
- 指定年月日:昭和47年5月18日
- 所在地:高崎市八幡町(八幡八幡宮)地図(地図情報システム)<外部リンク>