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正観寺聖観音立像

ページID:0004795 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

高崎市にある指定文化財 市指定

聖観音像の画像
聖観音像

観音菩薩は33に変化(へんげ)して衆生(しゅうじょう)の苦悩を救うとされ、また一説には西方極楽浄土(さいほうごくらくいじょうど)に住し、阿弥陀如来の脇侍(わきじ)として教えを守るといいます。

正観寺の宗派は高野山の真言宗ですが、この像は本山高野山金剛峰寺(こんごうぶじ)から授与されたものです。胎内仏を納めるために造像したものと思われますが、寄木造りで造られており、端麗にして可憐な容姿をしています。宝冠は後補(こうほ)です。胎内仏は同じく聖観音立像※ですが、一木彫です。

高さ 60センチメートル 胎内仏 15センチメートル

※聖観音像:聖観音像の形は、宝冠に弥陀の化仏(けぶつ)、左手に未敷蓮華(みふれんげ)を持ち、右手は与願印(よがんいん)か左手の蓮華のつぼみにそえる捻華微笑(ねんげみしょう)の形をとります。未敷蓮華は観音の慈悲によってこれから花が開くことから、成仏するという意味を示しています。

文化財情報

  • 指定種別:高崎市指定重要文化財
  • 名称:正観寺聖観音立像(しょうかんじしょうかんのんりゅうぞう)
  • 指定年月日:昭和52年1月12日
  • 所在地:高崎市上中居町(正観寺) 地図(地図情報システム)<外部リンク>