八幡八幡宮本殿・幣殿・拝殿 附 棟札
拝殿正面
本殿
村上天皇の天徳元(957)年、京都の石清水八幡宮を勘請(かんじょう)※したものです。
古くから、一国一社の八幡宮として広く尊崇されてきました。特に代々源氏の崇敬が深く、源頼義・義家(八幡太郎)は奥州征伐のおり、八幡八幡宮に必勝祈願し、戦勝の結果社殿を改築されたといいます。
また、源頼朝は鎌倉に幕府を開くと神田百町を寄進し、全社殿の改築、参道杉並木の開さく、遠鳥居の建立などを行いました。
建物は神仏混淆式で、仏殿様式の建物も残存します。例えば、もと本地堂の天満宮、もと仁王門の神門、鐘楼(しょうろう)、拝殿内の護摩堂(ごまどう)などです。
本殿は権現造で宝暦七(1757)年に新築されたものです。境内北西隅にある地主稲荷社は、元宮として知られています。
※勘請(かんじょう):神仏の来臨(らいりん)を請うこと。また神仏の分霊を請うじ、迎えてまつること。
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定重要文化財
- 名称:八幡八幡宮本殿・幣殿・拝殿 附 棟札 (やわたはちまんぐうほんでん・へいでん・はいでん つけたり むなふだ)
- 指定年月日:平成10年2月27日
- 所在地:高崎市八幡町(八幡八幡宮) 地図(地図情報システムを新しいウインドウで表示)