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中林遺跡出土子持勾玉

ページID:0005476 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

高崎市にある指定文化財 市指定

​中林遺跡出土子持勾玉の画像
中林遺跡出土子持勾玉

古墳時代の豪族居宅跡とされる三ツ寺1遺跡と谷を隔てた南東方向に位置する中林遺跡の住居跡の柱穴から出土しました。

子持勾玉は長さ11.8センチメートルの滑石製で腹部・側面・背部に突起を持っています。また、その所見から三ツ寺1遺跡の時代とほぼ同時期と推定されます。

これは祭祀的な性格を持った遺物と考えられ、宗像信仰や三輪氏に関係する祭祀に用いられたとの学説も提示されています。

子持勾玉は群馬県でも数十点が確認されていますが、ほとんどが神社の伝世品か偶然の発見によるもので、このように調査に伴って出土しその年代が推定できるものはたいへん貴重です。

文化財情報

  • 指定種別:高崎市指定重要文化財
  • 名称:中林遺跡出土子持勾玉(なかばやしいせきしゅつどこもちまがたま)
  • 指定年月日:平成10年7月9日
  • 所在地:高崎市井出町(かみつけの里博物館)地図(地図情報システム)<外部リンク>