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吉井藩陣屋の表門
高崎市にある指定文化財 市指定
吉井藩陣屋の表門
吉井駅より南方へ500メートル、駅通り西側の一角に吉井郷土資料館と相対しているのが表門で、吉井陣屋が宝暦2年(1752)に矢田から吉井に移った後に建てられた。建造年代は不明であるが、ほぼ200年を経ている。明治4年の廃藩置県に陣屋も解体されて、この表門も売却され、東深沢の新井家に移築されていた。昭和45年に吉井町に寄贈され、この地に復元された。間口5.8メートル、奥行2.47メートルあって、控柱から架けられた梁によって切妻屋根が前方へ持ち出しになり、側面の姿が非対称形になっている。鬼瓦に家紋の「丸に葉牡丹」が示され、屋根は軒反があったが、移築の際に直線屋根になった。板扉は矢弾を通さないといわれる「サイカチ」(豆科)の材が使われている。
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定重要文化財
- 名称:吉井藩陣屋の表門(よしいはんじんやのおもてもん)
- 指定年月日:昭和48年5月18日
- 所在地:高崎市吉井町吉井 地図(地理情報システム)<外部リンク>