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多比良神社板碑
高崎市にある指定文化財 市指定
多比良神社板碑
多比良の集落の中央に多比良神社がある。境内北側の覆屋内に板碑がある。板碑は中世供養塔の一種で、上部に二条線、碑面に枠線を有し、梵字(種子)が一尊彫られている。
種子はキリーク(阿弥陀如来仏)が彫られ、その下部に年号銘建治2年□月(1276)がある。この板碑は銘のように鎌倉時代のもので、地元牛伏砂岩を使用した特製品である。碑のある場所は新堀城のある丘陵の南にあたり、多比良氏の関連資料としても貴重である。大きさは、総高101センチメートル、幅41センチメートル、厚さ37センチメートルで四角柱形をしている。(群馬県史石造彫刻No.16)
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定重要文化財
- 名称:多比良神社板碑(たいらじんじゃいたび)
- 指定年月日:昭和52年3月24日
- 所在地:高崎市吉井町多比良(多比良神社)地図(地図情報システム)<外部リンク>