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向井家古文書

ページID:0002867 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

​高崎市にある指定文化財 市指定

向井家古文書の画像
向井家古文書

旧多胡村の村長向井周弥氏の書き残した資料で、日誌、見聞記、回顧録など30点ある。『自伝真秘録』は翁が退任した後、幼少の頃の思い出や過去の記録、日誌などを整理して回顧録風に4冊にまとめたものである。この中で「打ち壊し騒動」「地券の調査」「小学校の設置」などは村政の責任者としての幾多の困難を乗り越えて成し遂げた貴重な記録である。また『消閑日記』は村長退任の大正4年に筆を起こした『随時日録』を翌5年に改題したもので、大正12年10月5日までを15冊にまとめてあり、翁の晩年の生活が克明に記録されている。その他に見聞録、漫遊紀行など11冊がある。

翁は安政元年塩村旧家に生まれ、明治5年初めて塩村の組頭となり、次いで副戸長を経て併合戸長となった。明治22年町村制が施行され、初代の多胡村長に就任。大正4年老齢のため退任するまで26年間村政をあずかった人である。

文化財情報

  • 指定種別:高崎市指定重要文化財
  • 名称:向井家古文書(むかいけこもんじょ)
  • 指定年月日:昭和52年3月24日
  • 所在地:高崎市吉井町吉井(吉井郷土資料館)地図(地図情報システム)<外部リンク>