ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

古代瓦「羊子三」

ページID:0002793 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

​高崎市にある指定文化財 市指定

古代瓦「羊子三」の画像
古代瓦「羊子三」

昭和10年6月、郷土史研究家松田たまき(「たまき」は「金偏に貫」)氏(元小学校長)は、吉井町黒熊字塔ノ峰(藤岡ゴルフ倶楽部内)において『羊子三』とへら書きされた瓦を発見、後にこの『羊子三』※は人名であると推定して、多胡碑の碑文中の『給羊』の『羊』も人名である(人名説)と発表した。戦後になり、群馬大学の尾崎喜左雄教授も人名説を認める研究を発表した。

昭和60年3月、この『羊子三』他7点が吉井町に寄贈された。町では、これを重要文化財に指定するとともに郷土資料館に展示し、発見地には記念の標柱を建てた。現在は多胡碑記念館に収蔵されている。

※羊子三:近年、瓦の「羊」と読んでいた文字は「辛」の異体字であることが明らかになってきた。

文化財情報

  • 指定種別:高崎市指定重要文化財
  • 名称:古代瓦「羊子三」(こだいがわら「ようしさん」)
  • 指定年月日:昭和61年4月27日
  • 所在地:高崎市吉井町池(多胡碑記念館) 地図(地図情報システム)<外部リンク>