石造阿弥陀三尊座像（吉井）

高崎市にあ​る指定文化財 市指定​

石造阿弥陀三尊座像（吉井）

吉井（新町）の玄太寺境内に観音堂がある。堂の西側の覆屋の中に三体の石仏がある。共に牛伏砂岩製で、鎌倉時代の作である。阿弥陀三尊を表す。

一体は阿弥陀如来座像で光背上部が欠損している。印は阿弥陀定印を結び、彫りは通肩厚肉彫りである。首には三道があり、肩の張りが大きく、膝は張りが少ない。（群馬県史石造彫刻No.357）［写真中央］

一体は上部が欠損している。像種は観音菩薩座像で左手は蓮華手である。彫りは厚肉彫りで膝の張りは大きい。阿弥陀仏の脇侍。（群馬県史石造彫刻No.358）［写真右］

一体は上部が欠損している。像種は勢至菩薩だが、風化が進む。厚肉彫りで膝の張りは大きい。阿弥陀仏の脇侍。（群馬県史石造彫刻No.359）［写真左］

文化財情報

• 指定種別：高崎市指定重要文化財
• 名称：石造阿弥陀三尊座像（吉井）（せきぞうあみださんぞんざぞう（よしい））
• 指定年月日：平成元年2月8日
• 所在地：高崎市吉井町吉井（玄太寺） 地図（地図情報システム）＜外部リンク＞