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一石観音三尊立像・石造薬師如来立像(岩崎)

ページID:0002058 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

高崎市にある指定文化財 市指定

一石観音三尊立像・石造薬師如来立像(岩崎)の画像
一石観音三尊立像・石造薬師如来立像(岩崎)

岩崎字富岡に吉井-高崎の古道が通る。古道脇の段丘上に薬師塚古墳(岩平村4号墳)がある。その古墳の奥壁に三尊仏を刻出する。

一石観音菩薩三尊立像は凝灰岩製で、南北朝時代に作られ、現在風化が進んでいる。主尊(中央)は観音菩薩立像で、頭に宝冠をのせ、左手に花瓶を持つ。像の一部に損傷がある。像高75センチメートル、像幅25センチメートルである。脇侍右側は愛染(あいぜん)明王像で武具を付けているが、像の一部に磨耗・損傷がある。脇侍左側は不動明王像で右目は見開き、右手に持つ剣は損傷し、他にも一部損傷がある。この三尊仏は平成元年から2年にかけて像の修復と覆屋の設置を行った。(群馬県史石造彫刻No.補29)

三尊仏の右に並立して薬師如来立像がある。凝灰岩製、室町時代の作で右肩から左脇へ切り裂き(修復)があり、俗称「袈裟切薬師」と言う。像容は頭部螺髪(らはつ)、やや猪首状、なで肩で厚肉彫りである。総高104センチメートル、総幅65センチメートル、像高64センチメートル、像幅21センチメートルである。(群馬県史石造彫刻No.377)

文化財情報

  • 指定種別:高崎市指定重要文化財
  • 名称:一石観音三尊立像・石造薬師如来立像(岩崎)(いっせきかんのんさんぞんりゅうぞう・せきぞうやくしにょらいりゅうぞう(いわさき))
  • 指定年月日:平成元年2月8日
  • 所在地:高崎市吉井町岩崎 地図(地図情報システム)​<外部リンク>