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一区山車

ページID:0002054 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

高崎市にある指定文化財 市指定

吉井町一区の山車の画像
吉井町一区の山車

吉井地区の市街地を東西に貫く現在の国道254号線は下仁田へ行く道なので、下仁田街道、或いは中仙道の裏道で正式な旅行手形を持たずに利用できたので姫街道の名がある。その街道は西へ行くと京都につながり、町の西を上組(かみぐみ)、東を下町(しもちょう)とよんだ。その吉井の夏祭りは八坂神社の祇園(ぎおん)祭りである。その時御輿と山車が上と下で二台出る。下の山車は行灯式山車であるが、人は「屋台」と呼んでいる。せり上げ式で人形を含めて高さ6m、人形は等身大の鍾馗(しょうぎ)であるが、現在は老朽して、ない。剣(結城屋保管)は残る。昭和57年、58年と古材を使い修復はしている。高欄に「高崎市砂川町池山甚太郎」と墨書されているが、甚太郎が彫刻し、町内の宮大工「小菅喜十郎」(昭和38.4.16没)が設計、構築をしている。この様に郷土の棟梁(とうりょう)によって製作されたことに価値がある。

文化財情報

  • 指定種別:高崎市指定重要有形民俗文化財
  • 名称:一区山車(いっくだし)
  • 指定年月日:昭和60年8月28日