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二区山車
高崎市にある指定文化財 市指定
吉井町二区の山車
吉井藩一万石の松平家の藩祖信平は京都鷹司家の出である。そんなこともあって、春日社を祀り、八坂神社の祇園祭りで町民は楽しんだ。二区は上記の二社をもち、山車のお囃子の練習を例年夏に入ると早めに行っていた。(小・中学生)
山車はせり上がり式であったが、昭和30年頃に二区に住んでいた、棟梁、小菅長太郎(一区山車製作者小菅喜十郎長男)により改修され、現在の形態になっている。この山車は本庄市(明確ではない)の古車を買い入れ、大正4年に修理した。人形などの一式は揃っていたが、昭和30年3月の吉井町市街地西部一帯の火事の際に小道具類が焼失した。なお、明治期にも当区の山車はあったが、吉井町神保(辛科神社)に払い下げたと伝えられている。
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定重要有形民俗文化財
- 名称:二区山車(にくだし)
- 指定年月日:昭和60年3月28日