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八幡八幡宮の太々神楽 附 面・楽器・衣装
高崎市にある指定文化財 市指定
八幡八幡宮の太々神楽(醜女の舞)
美しいお姫様が青年に恋心をいだきますが、青年は心を動かしません。嫉妬(しっと)に狂ったお姫様はとうとう本性を現し、鬼となって青年に襲いかかります。その鬼を、武将が現れて退治(たいじ)します。
この舞は八幡八幡宮に伝えられている太々神楽(だいだいかぐら)の一つ、「醜女(しこめ)の舞」で、姫が鬼に早変わりするところが、この舞の大きな見どころです。
八幡八幡宮の社殿は延享(えんきょう)五(1748)年に造営が開始され、寛延三(1750)年に落成しています。その時、途絶えていた大々神楽を復興するために、京都の神祇管領(じんぎかんれい)に願い出て、宝暦四(1754)年に伝授されていたといいますから、もう250年近い歴史を重ねていることになります。
演目は34座あり、十数名の氏子(うじこ)が演者(えんじゃ)に選ばれて、日々練習を重ねながら伝統芸能を継承しています。毎年春と秋との大祭には、神楽殿で奉納されます。
現在、八幡八幡宮大大神楽保存会によって活発に活動を行っています。活動内容についてはWebサイトをご覧ください。
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定重要無形民俗文化財
- 名称:八幡八幡宮の太々神楽 附 面・楽器・衣裳(やわたはちまんぐうのだいだいかぐら つけたり めん・がっき・いしょう)
- 指定年月日:平成元年3月8日
- 所在地:高崎市八幡町(八幡八幡宮) 地図(地図情報システム)<外部リンク>