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台新田の獅子舞
高崎市にある指定文化財 市指定
台新田の獅子舞
台新田の獅子舞の流派は稲荷流である。構成は、獅子(前・中・後)3人、カンカチ1人、棒使い2人、笛吹き数人、その他。舞の曲には、やえ・ひとえ・いりは・さわ・はしがかり・たちがかり・つなきり・ぼんてん・まり・さんびょうし・こぎり・はなすい・めじしがくし・てんぐびょう・あやびょう・ししびょう・やまがら・おいとまなどがある。この他に行進曲として、ちんじゅまいり・ぼんてんくずし・そんりゃい・花おかざき・いりはくずし、などがある。このうち「ちんじゅまいり」は、稲荷神社へ獅子舞奉納の際にのみ使われる曲である。
台新田の獅子舞は、鎮守である稲荷神社の祭礼に奉納されてきたもの。いつごろ始められたかは明かでないが、獅子舞見物の禁止に関する岩鼻代官吉川栄左衛門宛の寛政11年(1799)の文書が伝わっており、このころには既に獅子舞が行われていたことがわかる。昭和36年には獅子舞保存会が組織された。
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定重要無形民俗文化財
- 名称:台新田の獅子舞(だいしんでんのししまい)
- 指定年月日:平成23年4月20日