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榛名歴史民俗資料館の常設展示
古くから人々の信仰を集めた榛名山を、パワースポットとして人気の榛名神社や宿坊などの資料で紹介します。
榛名山へようこそ
展示室に向かう通路の壁面に、榛名山全図が展示してあります。これは江戸中期に作られた絵図で当時の榛名神社の領域や参道の様子が丁寧に描かれており、現在の地形と比較して見るのも面白いと思います。
榛名山全図
榛名山信仰の起源
この場所に、最初の祈りの場が作られた頃、人々はどのように榛名山と向き合ったのでしょうか。
榛名神社境内の遺跡や、周辺の関連遺跡などの資料から、古代の信仰の世界を紹介します。
小金銅仏
武士の時代と榛名神社
政治の実権が武士へと移った時代。上州でも、多くの武士が覇権を争いました。
榛名神社と武将たちは、どのような関係にあったのでしょうか。
榛名神社に残された資料などを紹介します。
上野国留守所下文
井伊直政の鞍鐙
広がる榛名山信仰
江戸時代、社会が安定すると庶民の旅が流行します。
御師による「榛名講」のしくみにより、榛名山への参拝者が訪れました。
各地に広がった榛名講のようすと、榛名信仰を広めた御師たちの活動について紹介します。
御檀那帳
榛名神社の建築
随神門をくぐり杉木立に囲まれた参道を進むと、左右に川や奇岩が現れ、変化に富んだ景色が展開します。
坂を登ると朱塗りの三重塔が現れ、さらに進み石段を登ると御姿岩を背にした本殿が現れます。
榛名神社の魅力は、周囲の自然と歴史ある建物が調和した神々しい空間にあると言えます。
国指定重要文化財や県指定重要文化財など、数々の歴史ある建築物を紹介します。
社殿建立棟札 文化3年
榛名神社の神事と神楽
現在の榛名神社は、祭神として火産霊神と埴山毘売神を祀っています。五穀豊穣、鎮火、開運などの神として信仰を集めています。年間を通じ様々な神事が執り行われていますが、その中には神職のみで行う神秘神事も少なくありません。
また、榛名神社の神楽は「榛名神社神代舞」という名称で県指定重要無形民俗文化財に指定されています。
筒粥神事の道具
一品親王庁下文
変わる榛名山、変わらない榛名山
維新後、新政府の宗教政策により神仏習合の状態を改め、神道を国の宗教とする方針が立てられ「神仏分離令」が発令されました。
榛名山内の御師たちは、新政府の命令を受け入れ、榛名山の神仏分離が行われました。
また、明治以降、榛名湖周辺の観光も盛んになり新しい産業も生まれました。
榛名山がどう変わったかを紹介します。
般若坊日誌
下駄スケート