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「福原知栄子の世界」
企画展概要
今回の企画展では、古布再生を呼びかけるだけでなく、昔の着物の質の良さ、上品な和柄、細かい刺繍、鮮やかで豊かな色彩感覚、現代にはない色の取り合わせなど、その美しさやデザイン性の高さにも注目し、新たなデザインのインスピレーションやヒントとして活用していただくために、ミニチュア着物を中心に関連する資料を展示します。
このミニチュア着物を製作した福原知栄子さんは、当館のボランティアとして、大正時代に実際に使われていた機織り機で機織りの実演と指導を行っています。自らも「伝統的機織」を継承し、一枚の布の尊さを知り尽くしていることから、布を貴重品として「使い切る」ことを心がける福原さんの魅力を紹介します。
ミニチュア着物は、思い出の着物をインテリアとして小さな着物に縫い直し、使える部分をリメイクしたものですが、実際の着物と全く同じ行程が必要です。手で縫いながら、着ていた頃や着ていた人の事を想い浮かべ、仕上がった小さな着物を通じて、思い出を再生できるのがミニチュア着物の楽しみです。近年、古布ブームといわれ、その独特な風合いや芸術的側面が注目されています。
企画展名
企画展2「福原知栄子の世界」展
会期
平成24年9月15日(土曜日)~12月9日(日曜日)
休館日
月曜日・祝日の翌日
- 9月17日(月曜日・祝日)は開館し、18日(火曜日)に休館
- 10月8日(月曜日・祝日)は開館し、9日(火曜日)に休館
おもな展示品
ミニチュア着物 100点など
後援
上毛新聞社 ラジオ高崎 ジェイコム高崎