高崎市駐車場整備計画

概要

平成13年8月 高崎市

計画対象駐車場整備地区の名称

高崎都市計画駐車場整備地区

計画対象駐車場整備地区の位置、範囲及び面積

高崎都市計画駐車場整備地区

位置

高崎駅周辺地区

区域

高崎市駐車場整備計画地図
この地図の詳細

面積

約258ヘクタール

目次

  1. 路上駐車場及び路外駐車場の整備に関する基本方針
    (1)駐車場施策等の現況
    (2)駐車場問題の今後の動向
    (3)基本方針
  2. 路上駐車場及び路外駐車場の整備の目標年次及び目標量
    (1)目標年次
    (2)目標量
  3. 路上駐車場及び路外駐車場の目標量を達成するために必要な路上駐車場及び路外駐車場の整備に関する施策
    (1)公共・民間の役割分担
    (2)公共による整備推進方策
    (3)民間による整備推進方策
    (4)駐車場の有効利用方策
    (5)その他の施策
  4. 主要な路外駐車場の整備に関する事業の計画の概要

1.路上駐車場及び路外駐車場の整備に関する基本方針

(1)駐車場施策等の現況

1:駐車場施策の現況

高崎市では、駐車場法に基づき昭和61年3月に高崎市の中心市街地約172ヘクタールの区域について、駐車場整備地区を都市計画決定するとともに、6箇所の駐車場を都市計画決定し、駐車場整備を推進している。
一定規模以上の建築物に、駐車施設の附置を義務づける駐車場附置義務条例を昭和48年6月に制定し、商業地区と周辺地区を対象に附置義務駐車場の確保を図るとともに平成2年12月には条例の改正を行い、対象地区の一部追加と、附置の算定基準の強化を図ってきた。
平成3年6月に制定した高崎市中高層建築物の建築に関する指導要綱では、共同住宅の場合は計画戸数1戸につき1台以上の駐車施設を確保することと定めている。

2:駐車場の現況

平成10年現在の一時預けの駐車需要は、平日、休日共に正午過ぎにピークを迎え、平日約8,100台、休日約9,100台の駐車需要がある。一時預けの駐車需要は、商業核のある高崎駅西口周辺地区、商業核と行政文化機能が集積している市役所周辺地区が高く、全体の約65%以上を占めている。
駐車需要に対して一時預けの駐車場供給量整備状況は約7,900台であり、特に駐車需要の高い高崎駅西口周辺地区と市役所周辺地区には約3,200台、駐車場供給量全体の約41%が整備されている。

(2)駐車場問題の今後の動向

平成10年現在、全体の需給関係は、需要に対して供給が平日約200台、休日が約1,200台不足しているが、駐車場の位置が必ずしも主要需要発生源に隣接しているわけではないことなどから、調査ゾーンの4地区のうち駐車需要が高い高崎駅西口周辺地区と市役所周辺地区の2地区で駐車場不足が見られる。
また、商業核のある高崎駅西口周辺地区、商業核と行政文化機能が集積している市役所周辺地区を中心に、違法路上駐車が見られる状況である。
さらに、高崎駅東口の駐車場は、暫定的駐車場が多く、他の土地利用に転換された場合、現在は駐車できても将来は駐車不能になる可能性があり、将来的には駐車の需給バランスに悪影響を与える可能性がある。

(3)基本方針

1:駐車場整備の考え方

公共と民間の適正な役割分担のもとに今後も更なる駐車場整備が望まれるものの、都心部で需要に追随して駐車場を整備することは、用地確保等の点で難しい面が多い。
また、都心部の交通計画を考える場合、公共交通機関の利便性向上などを図り、マイカーを主体とする自動車交通の都心部への流入抑制がとられることが一般的である。そこで、公共と民間の整備分担の適正化を図り都心環状線沿線に駐車場を整備し、そこからは徒歩あるいは循環バスなどによって目的地にアプローチするフリンジパーキング方式を基本方針とする。

2:中心市街地の活性化

まとまった規模の駐車場の整備にあたっては、都心環状線を中心とする半径300mの歩行範囲で中心市街地のほぼ全域がカバーできることに着目して、駐車場を適切な間隔で配置することにより、これらの駐車場を連絡する都心循環バス等の導入を検討し、中心市街地での公共交通利用を推進する。 既存の駐車場においては、平面駐車場の立体化などのハード的対応と月極め駐車場などの休日の一般利用や共通駐車券制度の拡充などソフト的対応で、有効利用を図る。
また、ITS(高度道路交通システム)社会に対応した駐車場案内システムの高度化についても検討していく。 中心市街地の活性化を図るため、ITS技術を活用し、中心部の既存駐車場の有効利用を促進し、フリンジパーキングと合わせて駐車需要を満たすことを基本方針とする。

3:公民分担による駐車場整備の推進

中心市街地においては地価高騰等による駐車場経営の採算性の問題等から駐車場整備は困難な状況となっている。 そこで、民間と公共の整備分担の適正化を図り各種助成制度、民間駐車場奨励制度等を積極的に活用していく。なお、その際PFIの活用についても検討していく。

4:路上荷捌き施設の整備の推進

荷捌き駐車に対応できる駐車施設の整備を推進する。

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2.路上駐車場及び路外駐車場の整備の目標年次及び目標量

(1)目標年次

高崎市駐車場整備計画の目標年次は、平成27年(西暦2015年)とする。

(2)目標量

駐車場案内システムの高度化やフリンジパーキング等のソフト的施策により、ピーク時の駐車需要を10%減少させることを目標とする。 駐車場整備目標量は、休日ピークの駐車需要に必要な量を確保することとし、4,500台とする。

  1. ピーク時の駐車需要を10%(1,400台)低減
  2. 駐車場整備目標量は4,500台

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3.路上駐車場及び路外駐車場の目標量を達成するために必要な路上駐車場及び路外駐車場の整備に関する施策

(1)公共・民間の役割分担

駐車場の整備は、従来から民間が主体となって整備し、それを公共が補完する形で進められてきた。今後も、公共は都市交通政策上重要な駐車場の整備等について積極的に推進し、民間は大規模店舗の例のように駐車需要を発生させる原因者として責任をもって駐車場を整備するとともに、事業ベースで一時預かり駐車場や月極駐車場を整備・経営する。 一般公共の用に供する駐車場は、民間事業者により整備されることが望まれるが、中心市街地においては地価高騰等による駐車場経営の採算性の問題等から駐車場整備は困難な状況となっている。そこで、民間が整備するものと公共が整備するものとの適正化に配慮し、各種助成制度や民間駐車場奨励制度を活用した駐車場の整備や新たな整備手法の検討により、駐車場の新設、立体化、地下利用、集約化などを進め、適正配置と収容台数の増大を図る。

(2)公共による整備推進方策

1:都市計画駐車場の整備

都市機能の維持、増進を図り、望ましい都市構造を形成するため、特に公共性が高くかつ恒久的な駐車施設は、計画的な配置方針(都心環状線沿線の駐車場整備)に基づき都市計画に定めるものとする。 また、整備にあたっては、道路、公園等の公共用地の有効活用や市街地開発事業等との一体的整備について検討していく。

2:新たな整備手法(PFI)の検討

民間主体で道路等の公共投資を行ない、一定年数を経過した後、公共に財を返却する手法も考えられている。この手法ついて駐車場整備事業の採算性の視点から管理主体、運営方法、維持管理費の3点について調査し、駐車場整備に当てはめることも検討していく。

3:路上駐車対策としての駐車場整備

路上駐車が特に顕著な道路においては、交通管理者との連携を密にする。 また、円滑な道路交通を確保するため、必要に応じて路上駐車場の整備を検討する。

(3)民間による整備推進方策

1:路外駐車場の整備に対する国等の助成制度の活用

民間による駐車場整備は、地価高騰などにより困難になってきているため、国等において用意されている自動車駐車場整備の補助制度、民間都市開発推進機構等の融資制度を積極的に活用し駐車場整備を推進する。

2:路外駐車場の整備に対する税制上の優遇措置の活用

民間の整備する都市計画駐車場については、所得税・法人税、不動産取得税・固定資産税等の税制上の優遇措置が適用されることから、これらの事を周知し整備の促進を図る。

3:面開発事業による路外駐車場の整備

市街地開発事業、まちづくり総合支援事業等における駐車場の整備に対しては、補助制度を活用し駐車場整備を推進する。

(4)駐車場の有効利用方策

即効的な効果が期待できる既設駐車場の有効利用方策としては、駐車場利用の平準化と、ピーク時の駐車需要低減による有効利用があげられる。

1:時間貸し駐車場利用の平準化

駐車場整備地区における、時間貸し駐車場利用の平準化方策として都市計画駐車場の整備や駐車場案内システムの導入等を行ってきたが、さらに駐車場案内システムの高度化、フリンジパーク間の公共交通機関による連携や料金体系の見直しにより、駐車場利用の平準化を図る。

a)駐車場案内システムの高度化
時間貸し駐車場の満車になる傾向をみると、目的施設に近いものや、目的施設の利用により駐車料金が軽減されるもの、さらに、通りに面した駐車場、規模の大きな駐車場から満車になる傾向がある。
一方、目的施設に近い駐車場でも、その認知度の低さから利用されない駐車場もある。 駐車場案内システムは、このような時間貸し駐車場利用の平準化を図るもので、カーナビゲーション等での駐車場位置、満空状況を案内する等のシステムの高度化について検討していく。

b)フリンジパーク間の公共交通による連携
時間貸し駐車場は、周辺の土地利用の状況等により利用特性が大きく異なる。商業系の施設の集積が高い地区では駐車場の利用率が高くなっているのが現状である。 そこで、フリンジ部(都心環状線沿い)への駐車場整備を推進するとともに、都心循環線循環バスを運行しフリンジ部の駐車場から乗り換えまたは歩行するなどの施策について検討していく。

c)料金体系の見直し
駐車場案内システム、フリンジパーク間の公共交通機関による連携の効果をより一層発揮するため、料金体系の見直しは重要な課題である。
・駐車サービスの一体化
現在、買い物客への駐車サービスとして、大規模小売店舗による特約駐車券サービスと商店街による共通駐車券サービスの2種類がある。 回遊性を高めショッピングを楽しむ商業環境を育み来街者を増やすため、両者の駐車サービスの一体化を検討していく。
・短時間駐車に対応した駐車料金の設定
路上駐車対策として、短時間駐車に対応する料金設定について検討していく。

2:駐車場の有効利用

公共施設や月極、専用駐車場の民間事業所等の協力のもと、公共施設や銀行等に付帯する駐車場等の休日開放を検討する。

(5)その他の施策

1:荷捌き施設の整備について

道路交通の円滑化を図るため荷捌き車両に対応した駐車施設の整備について検討する。

2:駐車場マップの作成やラジオ高崎等の活用

駐車場マップの作成やラジオ高崎等の活用により駐車場位置の周知を図る。

3:イベント時の駐車場対策

中心商店街等で大規模イベントを行なう際、外周部に臨時駐車場を設置し、シャトルバスを利用する方策を検討する。

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4.主要な路外駐車場の整備に関する事業の計画の概要

高崎都市計画駐車場整備地区における「主要な路外駐車場」の整備に関する事業の計画の概要は以下のとおりである。

一覧
駐車場名事業主体位置規模駐車場種別供用年
1 パーク525 高崎駅東口第六地区
優良建築物等整備事業
共同施行者
高崎市東町122-1他 502台 届出駐車場 平成12年
2 ウエストパーク1000 高崎駅西口北第一地区
第一種市街地再開発事業
個人施行者
高崎市旭町34-1他 1000台 届出駐車場 平成13年
3 西口サウスパーク 鶴見町地区
優良建築物等整備事業
共同施行者
高崎市鶴見町3-1他 440台 届出駐車場 平成13年

計画駐車場位置図

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