学芸員のつぶやき

企画展「生誕140年 竹久夢二のすべて」ギャラリートーク第1回 2023年11月25日

企画展「生誕140年 竹久夢二のすべて」ギャラリートーク第1回が11月25日(土曜)午後2時から3時まで開催され、計21名様にご参加いただきました!

ギャラリートーク1-1      ギャラリートーク1-2                   
「夢二のすべて」はお伝えしきれませんが…夢二の「線」はタッチそのもの、という視点で絵を見る。

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「長崎十二景」2種類の描き方が見つかりますか?「セノオ楽譜」もあえて文字図案に注目して…など、ややかたよった(?)視点から、夢二の生涯をたどりました。長時間にわたり熱心にお付き合いくださった参加者の皆さん、ありがとうございました。

企画展「生誕140年 竹久夢二のすべて」ゆかりの地を訪ねる 高崎編 2023年11月21日

企画展「生誕140年 竹久夢二のすべて」の「榛名への夢」コーナーでは、夢二が1928年から渡米する1931年まで通い、アトリエを建て終の棲家(ついのすみか)と思い定めた現・高崎市、榛名山や山頂の榛名湖畔ゆかりの作品をご紹介しています。今日はその作品ゆかりの地へご案内します。

浅間山      烏川河畔から浅間山                       
竹久夢二《浅間山》と、取材地からの景色
1929年ごろ、夢二が高崎市内の烏川河畔、聖石橋付近から観音山丘陵越しに雪の浅間山を油彩でスケッチした作品。ここで夢二が描いたのだなあ…と現地でしみじみ感じました。

旅          榛名湖畔                            
竹久夢二《旅》と、榛名湖畔の景色
「旅 久にして ゆたかに飯を くひにけり 何か心の たのしむごとし 榛名山幻想 千九百三十一年」と記されています、「榛名山美術研究所」建設の資金集めと勉強をかねて渡米欧する機会を得た夢二が、旅から帰った理想像。しかし榛名へ帰ってくることはできませんでした。

アトリエ           自筆歌碑                            
榛名湖畔の夢二アトリエ(復元)と自筆歌碑
復元されたアトリエが「榛名湖畔の宿記念公園」に、夢二の一周忌に友人たちが建てた自筆歌碑
「さだめなく 鳥やゆくらむ青山の 青のさびしさ かぎりなければ」が湖畔バス停の傍らに佇んでいます。展覧会に合わせ訪れてみてはいかがでしょうか?

企画展「生誕140年 竹久夢二のすべて」開幕しました 2023年11月11日

企画展「生誕140年 竹久夢二のすべて」が11月11日(土曜)より始まりました。

美術館メインサイン 高崎駅西口ペデストリアンデッキ看板

本展は生誕140年、没後90年を記念して、夢二と交友した河村幸次郎旧蔵の福田美術館所蔵「旧河村コレクション」から約200点を12年ぶりにまとめて公開。群馬県、榛名ゆかりの作品もご紹介します。

今回は全展示室、写真撮影・SNS投稿OKとなっていますのでご来館の記念に撮影してみてくださいね。(撮影時は係員が注意事項をご案内いたします。)

ミュージアムショップでは竹久夢二のグッズを多数入荷しておりますので是非お立ち寄りください。
「生誕140年 竹久夢二のすべて」は令和6年1月14日(日曜)まで!

関連事業について

学芸員による講演会「榛名への夢」

「榛名山美術研究所」を夢みた夢二の生活、芸術そして自由のゆくえを辿ります。

  • 講師:当館学芸員
  • 日時:12月24日(日曜)午前11時から
  • 会場:高崎市南公民館
  • 定員:50名(予約先着順)
  • 参加費:無料
  • 申込:高崎市美術館(027-324-6125)にて電話受付中。

学芸員によるギャラリートーク

  • 講師:当館学芸員
  • 日時:11月25日(土曜)、12月23日(土曜)、1月13日(土曜)各日午後2時から
  • 会場:高崎市美術館展示室
  • 参加費:無料(要観覧料)
  • ※申込不要、当日美術館受付にお越しください

企画展「井上八重子展 私の赤」閉幕 2023年10月30日

企画展「井上八重子展 私の赤」は10月29日(日曜)に最終日を迎えました。
10月28日(土曜)・29日(日曜)は井上八重子さんが会場に駆けつけてくださったので、メインサインと記念撮影させていただきました。両日ともに会場の様子を見て回ったり、ご来館のお客様との会話を楽しまれていたようです。

メインサイン前で記念撮影する井上八重子さん

両日ともたくさんの方にご来館いただきとてもにぎやかな閉幕となりました。
ご来館いただいた皆様ありがとうございました。

企画展「井上八重子展 私の赤」おすすめ情報 2023年10月7日

開催中の企画展「井上八重子展 私の赤」では、高崎出身の画家・井上八重子さん(1933-)を紹介しています。赤やピンクが印象的な作品は、見ていると元気をもらえるように感じます。また、日々の散歩や趣味のダンスなど日常の中の情景を軽やかに鮮やかに作品にしているライフスタイルもとても魅力的に感じられます。この展覧会で井上さんの自由で生き生きとした作品世界の魅力をお伝えできれば嬉しく思います。

井上八重子展1階風景 メインサイン記念撮影

会場を少し紹介しますと、1階では近年の大型作品を中心に展示しています。迫力ある人物像などが描かれた大画面に囲まれ、八重子さんの世界を体感することができます!
また、会場入口メインサインは写真撮影OKスポットです。ほぼ等身大の八重子さんがアトリエでお迎えしてくださっているイメージなのですが、ここで写真を撮りますと、まるでアトリエで八重子さんと一緒に記念撮影したように写ります!

井上八重子展2階 井上八重子展ショップ

2階展示室では大きな作品だけでなく、「あの日」と題したシリーズの小品も紹介しています。日々の散歩で見た景色、出会った人、小さな花、目が合ったカラス…などを日記のように描いたという作品たちは、愛らしい魅力にあふれています。

本展に出品されている全作品はカタログに掲載されております。ショップで販売していますので、ぜひお手にとってご覧ください。

同時開催収蔵品展

また3階展示室では、井上八重子さんがかつてご家族でフランス、パリに滞在された経験があることにちなみ、収蔵作品展「ピカソ、ブラックなどヨーロッパの版画作品と日本人画家の描いたフランス」を同時開催しています。

パブロ・ピカソの初期の重要作品である銅版画《貧しき食事》やオノレ・ド・バルザックの小説に銅版画の挿画を手がけた『知られざる傑作』、ジョルジュ・ルオーの版画集《サーカス》ほか、ジョルジュ・ブラックやマリー・ローランサンなどパリで活躍した作家たちを紹介しています。また、山口薫、木村忠太、香月泰男、織田廣喜といった日本人画家たちがフランスに取材し描いた作品も展示していますので、あわせてお楽しみください。

企画展「井上八重子展 私の赤」が始まりました 2023年9月26日

企画展「井上八重子展 私の赤」が9月23日(土曜・祝)より始まりました。

井上八重子展外観メインサイン 高崎駅西口ペデストリアンデッキ看板

本展覧会では、美しいもの、きれいなものを赤やピンクなどヴィヴィッドな色彩と独特の表現で描き続ける井上八重子(1933-/群馬県高崎市出身)の絵画世界を、影響を与えた中村節也、井上悟の作品と併せて紹介します。

同時開催の収蔵作品展では、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラックなどヨーロッパの版画作品と、木村忠太など日本人画家たちが描いたフランス風景を紹介します。

企画展「井上八重子展 私の赤」は10月29日(日曜)まで開催中です!

関連事業について

学芸員によるギャラリートーク

  • 講師:当館学芸員
  • 日時:10月7日(土曜)午後2時~
  • 会場:高崎市美術館展示室
  • 参加費:無料(要観覧料)
  • ※申込不要、当日美術館受付にお越しください

企画展「宮崎学 イマドキの野生動物」ミュージアムショップよりお知らせ 2023年7月14日

開催中の企画展「宮崎学 イマドキの野生動物」ミュージアムショップでは、展覧会の内容が凝縮された図録、これまでの活動の記録がわかる関連書籍をお取り扱い中です。

宮崎学展ミュージアムショップの様子

展覧会をご覧になったあとは、ぜひミュージアムショップにもお立ち寄りくださいね!

企画展「宮崎学 イマドキの野生動物」開幕しました 2023年6月27日

企画展「宮崎学 イマドキの野生動物」が6月24日(土曜)から開幕しました。
本展では、自作の赤外線センサー付きロボットカメラを動物たちの通り道に設置し、撮影困難な野生の姿を撮影する写真家・宮崎学の半世紀にわたる活動をご紹介します。

美術館外観メインサイン 高崎駅西口ペデストリアンデッキ看板

展覧会初日の6月24日はギャラリートークのため、宮崎学先生ご本人がご来館。
各展示室を巡りながら、自作の撮影機材についてや、作品撮影時のエピソードなどを時間いっぱい語って下さいました。軽快なトークに笑いが起きる場面もあり、とても和気あいあいとしたギャラリートークとなりました。

宮崎学先生ギャラリートークの様子1 宮崎学先生ギャラリートークの様子2

1階ラウンジでは「どうぶつだいすき!」フォトコンテストで皆さまから募集した動物写真を展示中。
一緒に暮らしている動物や偶然撮影できた野生動物など、さまざまな写真が集合しています。展覧会と併せてぜひご覧くださいね。(募集は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!)

ラウンジのフォトコンテスト展示風景

企画展「宮崎学 イマドキの野生動物」は9月3日(日曜)まで開催中。
ぜひご来館ください!

収蔵作品展「動物がつむぐ物語ー生命(いのち)あるものたちの造形」
同時開催「特集展示 下山直紀ーAtoma/Kenon 原子/空虚」開幕しました 2023年4月15日

本日、4月15日(土曜)から、収蔵作品展「動物がつむぐ物語ー生命(いのち)あるものたちの造形」同時開催「特集展示 下山直紀ーAtoma/Kenon 原子/空虚」が始まりました。

高崎駅西口ペデストリアンデッキ看板

収蔵作品から国内作家、海外作家による動物をモチーフにした作品を紹介。
あわせて、動物をモチーフに「自刻像」としての木彫作品を制作してきた高崎市在住の彫刻家・下山直紀を特集展示します。
4月15日(土曜)~6月11日(日曜)まで開催中です。ぜひお越しください。

また、本日から本展関連事業の電話予約受付が始まりました。
ぜひご参加くださいね。(予約先着順となります)

関連事業について

(1)出品作家によるアーティストトーク

本展覧会の特集展示において最新作が展示されている彫刻家、下山直紀が自らの制作と作品について語ります。

  • 講師:下山直紀(しもやま・なおき/彫刻家)
  • 日時:4月29日(土曜・祝)、5月21日(日曜)いずれも午後2時~
  • 会場:高崎市美術館展示室
  • 参加費:無料(要観覧料)
  • 定員:各回15名(予約先着順/人数は変更の可能性があります)
  • 申込:高崎市美術館へお電話ください(027-324-6125)

(2)出品作家によるワークショップ「ドライポイントで動物の版画を作ろう!」

ドイツ生まれのミニプレス機を使って、ドライポイント技法の版画で大好きな動物の姿を描いてみませんか。

  • 講師:長野順子(ながの・じゅんこ/版画家)
  • 日時:5月7日(日曜)午後2時~午後4時
  • 会場:高崎市南公民館5階講義室
  • 参加費:300円
  • 定員:10名(予約先着順/人数は変更の可能性があります)
  • 対象:一般(小学3年以下は保護者同伴)
  • 申込:高崎市美術館へお電話ください(027-324-6125)

(3)学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:5月14日(日曜)、6月4日(日曜)いずれも午後2時~
  • 会場:高崎市美術館展示室
  • 参加費:無料(要観覧料)
  • 定員:各回15名(予約先着順/人数は変更の可能性があります)
  • 申込:高崎市美術館へお電話ください(027-324-6125)

これまでのつぶやき

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  • 高崎市美術館
  • 電話:027-324-6125
  • ファクス:027-324-6126