学芸員のつぶやき(2010年度)

ペン画のススメ 2011年2月10日

ましもさんによるギャラリートーク
ギャラリートークの様子
ましもさんの作品制作のためのインクとペン
ましもゆきさん愛用のペンとインク

2011 年最初の展覧会「作家王国 ましもゆき / ゆめのおくそこ」「I氏コレクション展」も会期半ばを過ぎました。

さて、今回「作家王国」に出品されているましもゆきさんはとても繊細な線の緻密な描き込みで、濃密な雰囲気漂う世界を描いています。
そんなましもさんの絵を見た方からよく「どんな道具を使っているんですか」という質問をいただきます。ギャラリートーク(1月29日)ではましもさんがいつも使っている実物を皆さんにお見せし、またワークショップ(1月30日)では同じ道具を使って絵はがきを描きました。

「どちらも見逃してしまった!」という方のために、右下の写真がましもさんが使っている道具です。
1本のペンとインク、なんとこの2つだけというシンプルさ。使うペン先は1種類だけだそうです。
シンプルな道具だけにワークショップに参加した方々からも「これなら家でもできそう」という声があがりました。
絵を描きたいけど道具をそろえるのが面倒…と二の足を踏んでいる方にもぜひおすすめ。片付けの手間も少なく、インクの代わりに墨汁も使えます。 2011年の新しい趣味としていかがでしょうか。(K)

作家王国&I氏コレクション展オープン  2011年1月8日

作家・ましもゆきさんと新作

新年明けましておめでとうございます。
本年も高崎市美術館をよろしくお願いいたします。
さて、ご好評をいただいた熊田千佳慕展が旧年で無事終了いたしました。2011年最初の展覧会は、群馬県にゆかりがある若手作家をご紹介する「作家王国」、また当館が寄託を受けました、現代若手作家を中心とした作品をご紹介する「I氏コレクション展」です。

今年度の作家王国出品作家、ましもゆきさん、また貴重なコレクションを寄託してくださったI氏よりそれぞれメッセージをいただいております。

ましもゆきさんより
「地元群馬では初の展示になります。今まで描いてきた作品がほぼそろっていますので、たくさんの方に見に来ていただいたらと思います。ショップにオリジナルの絵はがきやTシャツも置いてありますので、そちらもぜひご覧ください。」
(後ろの作品はましもさんが今朝まで描いていた(!)超新作です。)
I氏より
「自分の収集してきた作品がこうして展示してもらえることを嬉しく思います。多くの方に見ていただきたいですが、特にアーティストを目指そうとしていたり、絵が好きな若い方にはぜひ見てもらって、刺激を受けてほしいと思います。」

「作家王国」、「I氏コレクション展」それぞれ現代若手作家たちの柔軟で新鮮な表現を楽しんでいただける展示となっております。「現代アート」と聞くと「難しそう・・・」と思う方も、この機会にぜひ日本現代美術の「今」を感じにご来館下さい。

※全5部屋ある展示室のうち、「作家王国」「I氏コレクション展」でそれぞれ2部屋、残り1部屋では当館収蔵品展を開催しています。1度の来館で3つ楽しめるお得な展覧会です。
(K)

ミュシャ展ワークショップ・リトグラフでポストカード制作 2010年10月28日

ミュシャ展ワークショップ
プレス機で刷っていく様子
ワークショップ参加者の作品
参加者の方の作品(左は原版)

皆さま「リトグラフ」をご存知でしょうか?版画の技法の一つで、ただ今当館で開催中のミュシャ展にもこの技法を使ったポスター作品が展示されています。

10月24日、東京芸術大学で版画を学んだ興梠優護先生を講師に迎え、リトグラフのワークショップが行われました。日本語にすると「石版画」と訳されるリトグラフは、ミュシャの時代にはその名前のとおり、石を版にして、そこに図柄が描かれ、刷られていました。現在では石より軽く、扱いやすい金属の版が使われることが多く、ワークショップでもアルミの版を使いました。油分の多いクレヨンのようなマーカーで、版に下絵を描き、全体を水で湿らせ、ローラーでインクをのせると、水だけの部分はインクをはじき、描いた部分にはインクがのります。その上に紙をのせ、プレス機でひくと、リトグラフ作品の出来上がりです。

一足早い年賀状から、お店で売っているような可愛い絵柄のものまで、個性あふれる作品ができました。また、版画プレス機など、普通ではなかなか用意できない道具をそろえた今回のワークショップは、参加者の方から「体験できてよかった」と好評をいただきました。

残りあとわずかとなりましたミュシャ展には、素敵なリトグラフ作品(もちろんリトグラフ以外も)がたくさんありますので、まだご覧になっていらっしゃらない方はぜひ足をお運びください。(K)

ステキなお客さま  2010年9月15日

釧路市立美術館のキャラクター、ペキタとキリタが来館しました
ペキタ(右)とキリタ(左) 当館ラウンジにて
美術館入り口のペキタとキリタ
美術館入り口にて

9月4日、高崎市美術館に素敵なお客様がやってきました!

北海道・釧路市立美術館のペキタとキリタです。

(ペキタについてはもっと知りたい方は釧路市立美術館ホームページをご覧ください。釧路市立美術館WEBサイト http://www.pekita.net/

9月11日から始まる「近代西洋絵画の至宝」展に高崎市美術館の作品も出品する事になり、作品を借用に来たんです。

釧路市立美術館は開館 10周年なんですって。10周年を記念して国内のいろいろな美術館から作品を借りて、大きな展覧会を開催しているんです。

すごいのだー(ペキタ風)。

もし釧路に行く機会があったら、高崎市美術館の作品をチェックしてきてくださいね!

出品しているのは、当館でも大人気のピカソやレジェの作品ですよ。

あ、ちなみに高崎市美術館とタワー美術館では9月18日から「アルフォンス・ミュシャ」展を開催!

ぜひ観にきてほしいのだー。

初夏の井上邸  2010年6月9日

旧井上邸の風景
初夏の井上邸
旧井上邸の風景2
入り口より庭を見る

4月1日より、旧井上邸が一般公開になりました!

美術館の観覧料でどなたでも見学することができます。

旧井上邸は、高崎の文化振興に貢献した井上房一郎( 1898-1993)の自邸だったものです。群馬音楽センターの設計者であるアントニン・レーモンドと交流のあった井上が、レーモンドの東京・笄(こうがい)町の事務所を訪れた際その建物を大変気に入り、自社の社員に実測させて作らせました。現存しないアントニン・レーモンドの自邸の様子を知ることができる貴重な建築物です。平屋で木造の主屋は60年近く前に建てられたものとは思えないほどモダンで、木の温もりが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。また、常緑樹が生い茂る庭園は、初夏の眩しい陽射しに輝き、木陰は涼しい風が吹き抜けてとても気持ちがいいですよ。街中の小さなオアシスに一度足を運んでみませんか?お待ちしています。

カタログ「作家王国 2004-2008」できました! 2010年5月7日

作家王国表紙
「作家王国2004-2008」表紙
新井コー児さんのページ
内容例

高崎およびその周辺地域にゆかりのある若手作家の2人展「作家王国」が始まって6年経ちました。今回2004年から2008年までの5回展分、計10名の作家を紹介するカタログが完成しました。作家の近況を知る意味で、作品は新作を中心に掲載し、それぞれコメントも頂いております。付属のリーフレットには、ワークショップの様子もまとめてあり、展覧会の様子を知ることができます。

A4変形サイズ50 ページ。美術館ミュージアムショップにて800円で販売しています。(M)

(写真は、2006年度出品作家 新井コー児さんのページ)

掲載作家(出品年度順):芦村早苗、茂木康一、新井智、糸井千恵美、新井コー児、水野暁、根岸陽子、水村綾子、下山直紀、柳澤裕貴

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