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第5回たかさき都市景観賞

ページID:0005296 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示
  • 応募期間:平成11年9月1日~10月31日
  • 応募総数:78件(建築物・まちなみ部門:48件、テーマ部門(店):30件)
  • 第1次選考:
    11月30日に書類選考(16件選考)
  • 第2次選考:
    12月24日に現地選考
    (建築物・まちなみ部門 3件選考、テーマ部門(店) 3件選考、活動部門 1件選考)

受賞作品

建築物・まちなみ部門

  • 群馬県立高崎高等養護学校 柴崎町1838-2 他
  • 高崎信用金庫 石原支店 石原町3312-1
  • 光ヶ丘保育園 八幡町902

テーマ部門(店)

  • 述章堂 本町120
  • ピッツェリア マリーザ 上並榎町38-2
  • レストラン サバ 江木町1283

活動部門

    慈光通り大手前通り(西ブロック)地区景観推進協議会

建築物・まちなみ部門

群馬県立高崎高等養護学校

群馬県立高崎高等養護学校の外観

所在地

柴崎町1838-2 他

所有者

群馬県教育委員会

設計者

群馬県教育委員会管理課 (株)福島建築設計事務所

施工者

(株)研屋 信澤工業(株)、井上工業(株)、高橋建設(株)

選考理由

自然豊かな田園地帯に囲まれた広大な敷地に、いぶし銀の屋根瓦による切妻屋根と、白漆喰の壁が連なった日本の伝統的な木造建築群は、あたかも一つの集落を形成しているかのようである。どの棟もそれぞれに特徴があり、「R」を採用した実習棟には、やさしさを感じ、リズム感よく並んだ3棟の普通教室棟は、木のふるさとである山並みを想い起こさせてくれる。県産木材を豊富に使うことにより、木のぬくもりとやすらぎを感じさせ、長い時間をかけて形成させた人間の営みと、生まれ育った風土とが融合した美しい姿は、自然に周囲に溶け込む景観を形成している。

高崎信用金庫 石原支店

高崎信用金庫 石原支店の外観

所在地

石原町3312-1

所有者

高崎信用金庫

設計者

(株)柴田建築設計事務所

施工者

昭和建業(株)

選考理由

城南大橋通り沿いの個性的な住宅やおしゃれなレストランが並ぶ地区に建設されたこの信用金庫は、周囲の景観に合うように、それまでの金融機関のイメージを打ち破る斬新なデザインとなっている。建物全体をグランドピアノの形にし、曲線を強調。屋上広告も放物線を描いた形状とし、遊び心を取り入れながらも品位を保ち、やわらかい雰囲気をかもし出している。また、歩道に接する部分の植え込みや店内のイベントスペースが、利用者にゆったりとした開放感を与えてくれる。

光ヶ丘保育園

光ヶ丘保育園の外観

所在地

八幡町902

所有者

社会福祉法人、仁徳会

設計者

(株)松本金彌建築計画事務所

施工者

島方建設(株)

選考理由

とにかく明るく楽しいイメージの保育園。園児たちはコンクリートの壁をソラマメの形にくりぬいた門をくぐって、「おしくらまんじゅう」のかわいいオブジェに迎えられ、うれしそうに園内に入ってくる。屋根は周囲の地形に合わせた形状で、県産の素焼瓦を使い、外壁はアースカラーの明るい土壁色で、空の青色とのコントラストが美しい。また、2階のテラスはガラス屋根としたため、とても明るく、V字型の柱がリズム感を持たせている。建物や塀につくられた丸窓もアクセントになり、いっそう遊び心をくすぐってくれる。

テーマ部門(店)

述章堂

述章堂の外観

所在地

本町120

所有者

(有)述章堂

設計者

(株)石井デザイン事務所

施工者

(株)渡新工務店

選考理由

あちらこちらに蔵の残る本町にあるこの店は、印章の店として100年の歴史があり、その風格を現代に伝える店構えとした。こぢんまりとした空間のなかに、たくさんの工夫がされている。まず、店の前の坪庭にある植栽と彫刻に目を引かれ、ぼっと一息つくことができる。外から店内の様子をうかがうことができ、麻ののれんをくぐって、つい店内に足を運びたくなる。こののれんは季節によって表情を変えるということで、店主の気配りがうかがえる。篆刻による木彫看板の重厚感も加わって、伝統的な意匠を展開しながらも、現代的なセンスがあふれている店であり、地域の景観形成の起爆剤となっている。

ピッツェリア マリーザ

ピッツェリア マリーザの外観

所在地

上並榎町38-2

所有者

(株)セイコープロモーション

設計者

(株)モアブレーン

施工者

(株)清水

選考理由

ハナミズキ通りを北に進むとオレンジ色の大きな屋根で軒の低いレストランが見えてくる。前庭のモミの木やハーブなどの草花の自然な配置は、イタリアの田舎家の風景を想わせる。あたかも自然の中にずっと前からあったように、まちなみに溶け込んでいて親しみが持てる。女性的なちょっとしたおもてなしの気持ちで設計されたというこの店は、おしゃれな店の多いこの通りによく似合い、多くの女性に喜ばれ、話題となっている。

レストラン サバ

レストラン サバの外観

所在地

江木町1283

所有者

山口義樹・山口義己

設計・施行者

(株)富士工務店

選考理由

高崎駒形線から少し入った住宅地にある、まるで高原にある別荘のように落ち着いた雰囲気のレストランである。お店を囲む豊かな緑や、お店の前に小物を配置するなどのちょっとした気配りが、道行く人たちをほっとさせてくれる。特に夜のライトアップはすばらしく、来客者を温かく誘う風景となっている。以前は住宅だったものを店舗に改装しているためなのか、家庭的でありながらも贅沢な気分にさせてくれる。

活動部門

慈光通り大手前通り(西ブロック)地区景観推進協議会

慈光通り大手前通り(西ブロック)地区景観推進協議会の様子

選考理由

平成9年7月から3年間にわたって研究、努力し、「にぎわい・ふれあい・人々を魅了する街」をめざして話し合いを行ってきた。平成11年7月には、当該地区の市民による協議会を成立させ、高崎市で、はじめての都市景観形成地区の指定を成し遂げた。先進地の事例研究、都市景観アドバイザーとの話し合いなどを行い、景観まちづくりのノウハウを蓄積しており、今後は、高崎の都市景観形成をリードしていく団体として期待されている。