染料植物園花暦

園内のおすすめ

9月の花暦

タデアイの写真

タデアイ

インドシナ南部の原産といわれ、日本には飛鳥時代に中国から渡来し広く栽培され、染色や薬用として使用された。

ハギの写真

ハギ

「万葉集」にはハギを詠んだ歌は多い。万葉のころから身近の花であったようです。

すべての茎葉を利用して染色をする。アルミ媒染で薄茶色、鉄媒染で鶯色を染める。

ゲンノショウコの写真

ゲンノショウコ(現の証拠)

山野の道端などにある多年草。タンニンを多く含み薬用としては整腸剤として利用されている。

アルミ媒染で黄土色。鉄媒染で鼠色から黒鼠色を染める。

ワレモコウの写真

ワレモコウ

山地や草原に多き多年草。茎葉または根を細かく切り、黄色、黄茶色、紫鼠色に染まる。

オニグルミの写真

オニグルミ

正倉院文書に樹皮を用いた胡桃色を染めたとある。樹皮・緑葉・花皮を青いうちに煮出し、赤茶色・濃茶色を染める。すべて生のうちでないと染まらない。

ヤブツバキの写真

ヤブツバキ

古代では木材の灰が紫草や茜草によく用いられた。落花を集めて煮出し、桜色・椿鼠を染めるが、果皮で黄茶色・薄鼠色を染める。また幹材も利用できる。

サルスベリの写真

サルスベリ

中国南部の原産で、江戸時代に渡来した。染色に用いられたのは、近年でである。9~10月の枝葉を煮出し、黄茶色、黒鼠色などを染め何回も染める。重ねた黒色は美しい。

花暦

四季を通して様々な花が楽しめます。

数は多くないのですが、いろいろな種類の花が見られます。(開花時期は、天候によって多少差があります。)

1月

フクジュソウ、ロウバイ

2月

アセビ、ウメ、ボケ、フクジュソウ、マンサク、ダンコウバイ、サンシュユ 

3月

ヒサカキ、アセビ、ジンチョウゲ、ボケ、ミツマタ、ハクモクレン、ハナノキ、エニシダ、カリン

4月

ヒサカキ、エニシダ、ジンチョウゲ、ドウダンツツジ、ミツマタ、ニシキギ、ユスラウメ、ツツジ類、ウワミズザクラ、ヤマザクラ、ハナカイドウ、コヒガンザクラ、ヒカゲツツジ、サクラ類、サクラソウ、シロヤマブキ

5月

シャリンバイ、エニシダ、モチツツジ、メギ、ヤマツツジ、レンゲツツジ、タチバナモドキ、ウツギ、ニシキギ、コバノガマズミ、ツツジ類、シロヤマブキ

6月

クチナシ、ナンテン、ヤマツツジ、レンゲツツジ、ウツギ、コバノガマズミ、ムラサキシキブ、ハコネウツギ、ザクロ、アジサイ、ヤマボウシ、ハマナス、クララ、センダン

7月

クチナシ、ムラサキシキブ、ベニバナ、ネムノキ、ザクロ、キョウチクトウ、マリーゴールド

8月

サルスベリ、フヨウ、キョウチクトウ、ムクゲ、クズ

9月

キンモクセイ、ヤマハギ、フヨウ、アイ、ワレモコウ

10月

フヨウ、チャノキ、カンツバキ

11月

チャノキ、カンツバキ

12月

カンツバキ

8月の花暦

ムクゲの写真

ムクゲ

庭などによく植えられる大型の落葉低木で栽培品種が多い。

緑色を染める植物のひとつで、8月から9月にかけて緑葉をとり染色する。

サルスベリの写真

サルスベリ

中国南部の原産。落葉高木で幹は平滑で滑りやすい。

タンニンの多い葉で、染める回数や媒染の違いにより、茶系から黒系の色を染めることができる。

ワレモコウの写真

ワレモコウ

山地や草原に多き多年草。茎葉または根を細かく切り、黄色、黄茶色、紫鼠色に染まる。

タデアイの写真

タデアイ

中国から渡来し、広く栽培され染色や薬用として使用された。

この葉を採取して発酵させて作られるのが「すくも」で、藍がめに入れて灰汁やふすま、石灰で藍建てして染色する。

6月の花暦

ハマナスの写真

ハマナス

海辺の砂地に自生するばら科の落葉低木。5月から6月ごろ紅色の花を付ける。白花種もある。

秋田八丈の鳶色(とびいろ)は地下茎で染められている。地下茎を煮出し、鳶色から黒茶色を染める。また、採ったらすぐ茎葉を煮出し、灰汁媒染で黄茶色、鉄媒染で紫褐色を染める。

ナツツバキの写真

ナツツバキ

山地に自生するが庭木ととして植栽される落葉高木樹。6月から7月にかけて白い椿のような花を付ける。灰汁やアルミ媒染で樺色、鉄媒染でねずみ色を染める。

アジサイの写真

アジサイ

昔から栽培されている花。花弁に見えるのはガク片で花弁は小さい。ガクアジサイの両性花がすべて装飾花に変わったものという。

ユスラウメの写真

ユスラウメ

原産地は朝鮮及び中国北西部からチベットにかけた地域。江戸時代に渡来した。近年になって使われはじめた。8~9月ごろ枝葉をすぐ煮出し、アルミ媒染で赤肌色、鉄媒染で桜鼠などを染める。

ベニバナの写真

ベニバナ

エジプト、メソポタミア地方が原産といわれる。飛鳥時代に中国から渡来して栽培された。6月から7月にかけて黄色の花を付け、やがて赤色に変わる。花を染色に用いるほか薬用として使われる。

植物園では6月16日に開花。

ミズキの写真

ミズキ

各地の山野に多くある落葉高木樹。生長は早く、6月ごろに白い花が咲く。実は丸く10月ごろに熟すと暗紫色になり、ヒヨドリが好んで食す。

樹皮は黒染としてよい染材料で、葉も利用できる。鉄媒染で紫黒色、鉄と石灰で焦茶色、灰汁媒染で薄茶色を染める。

クララの写真

クララ

山野にある多年草。根の汁をなめると余りにも苦いので目が眩むほどであるというのでこの名が付いたといわれている。

7月ごろ開花しはじめの茎を刈り取り染色する。アルミ媒染で菜花色。

ムラサキシキブの写真

ムラサキシキブ

山地に多く自生し、紫色をした小さな実が美しい。8~9月の緑葉を煮出し、黄色、茶色、鼠色などを染める。

ネムノキの写真

ネムノキ

「ねぶ」の古名で「万葉集」などに詠まれている。8~9月頃の緑葉を煮出し、黄色、鶯色などを染める。また、6月頃の若葉をアルカリ水で煮出し、緑色を染める。

リョウブの写真

リョウブ

9~10月頃に剪定した枝葉をすぐ煮出し、茶色、鼠色を染める。樹皮も利用できる。若葉は食用にもなる。

5月の花暦

春の染料植物園は、年間を通じて新緑と数多くの花々を楽しめる季節です。

5月の花をご覧ください。

ホソバタイセイの写真

ホソバタイセイ(アブラナ科タイセイ属)

中国原産で、中国各地で栽培されている。タイセイ属は、世界に30種以上ある。中国、蒙、シベリアに主に分布している。

日本には江戸時代に中国から日本に伝わる。葉や茎にインジゴを含み藍色の染料として使われる。

ミズキの写真

ミズキ(ミズキ科ミズキ属)

各地の山に多くあり樹高10から5mの落葉高木。花期は5~6月新枝の先に多数の小白色の花をつける。果実は球形で紫黒色をつける。

樹皮は黒染の染料として、葉は黄茶色などを染められる。

ムラサキの写真

ムラサキ

日本には山地や草原に広く分布するが、絶滅危惧種に指定され、実際に野山で見ることは難しい。植生の環境がるようで育成も難しい。6~7月に白い小さな花をつける。

古くから紫根で紫色を染め、万葉集などの歌として詠まれている。漢方薬としても解熱、解毒として使われる。

サンザシ(白)の写真

サンザシ(バラ科サンザシ属)

中国中南部原産で、江戸時代に薬用として伝わる。高さ2~3m。4~5月が花期。果実は赤く熟す。果実は漢方として

染色としては赤い色合いに染まる。

アカバナサンザシの写真

アカバナサンザシ(バラ科サンザシ属)

サンザシを参照

サワフタギの写真

サワフタギ(ハイノキ科ハイノキ属)

落葉低木樹。5~6月に小さな白い花をつける。果実は青色。

アルミ成分を多く含み、灰を茜染などの染色に用いられた。灰汁として使用されたほか、黄茶色などの染料にもなる。

ヤマデマリの写真

ヤマデマリ(スイカズラ科ガマズミ属)

山林に野生する落葉小高樹。高さ2~6m。5~6月に開花。果実は紅色後に黒くなる。

アルミ焙煎で赤茶色に染まる。

 

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