バモス(Vamos)vol.10

  • 報告 市民アンケート・事業所意識調査から
    あなたの会社、育児・介護休暇とれますか?
  • 特集 ドメスティックバイオレンスを(DV)を考える
    なぜDVが起こるか?それは、暴力をふるう人がいるから。
  • 私たちの意見を聞いてほしい(市民アンケートから)
    「少子化は本当に深刻。3人目は市や国で育てるくらいの援助がなければ本当に増えません!(女性30代)」
    「このようなアンケートの機会がないと行政について考えたりしないもの。『男女共同参画』について少し理解できた。(女性30代)」
    「父親が仕事のしすぎで家庭に戻れない現状を、国を挙げて改善してもらいたい。(男性30代)」
    「体力差などの『性差』について男女共に理解した上で、互いの不足分を助け合うのが大切なこと。チャンスは平等に、実務は互いに快く助け合えば男女共に幸せになるのでは・・・。(女性30代)」
    「子育て支援の充実を!小学校卒業までは、家に帰ってきた子どもに、父親や母親が『お帰り』と言える家庭が理想。共働きをしなくても子どもが大学を卒業できるだけの十分な支援等を図って欲しい。(男性40代)」
    「先ず経営者の意識改革から手を付けなければ理解しても現実は難しいと思う(男性60代)」
    「男女が全てにおいて平等になる必要はないと思う。家庭で子育てに専念している親たちの対策を考えて欲しい。(女性50代)」
    「男性にゆとりができ、家族で過ごし夫婦揃って育児等できるようになれば、家庭の女性もゆとりが出来て外へ(社会へ)目が向いていく。男女とも忙しすぎることが全てに悪影響を与えていると思う。(女性30代)」
    「サラリーマン男性が忙しすぎて家事分担を頼めない現状を改善してほしい。中小企業で働く人を助けてください(女性20代)」
    「子育てはどうしても母親の負担が大きくなりがち。休みが多いと退職せざるを得なくなってしまう。母親の立場への理解を社会に対して教育して欲しい。(性別年齢不詳)」
    「男も女も人間として生を受けたことは平等であるが、男は男、女は女としての役割、子を産み育てる基本をないがしろにしてはならない。その上に立っての男女共同社会であって欲しい。(男性60代)」
    「専業主婦(夫)の法的援助。自分の子どもは自分で育てる運動促進。地域に主婦(夫)と子どもが常時いることで町を安全にし、コミュニティが促進される。(男性40代)」
    「児童館など、子どもが夕方まで安心して遊べる場所が欲しい。保育料がもっと安かったら預けて働けるのに・・・。(女性30代)」
  • 男女共同参画社会とは・・・
    男女の人権が等しく尊重され、対等な協力関係で築き上げるバランスの取れた社会です。

バモス第10号記事索引

報告 市民アンケート・事業所意識調査から

あなたの会社、育児・介護休暇とれますか?

アンケート有効回答数
高崎市在住の18歳以上 2,422人(男性 1,017人 女性 1,405人)
高崎市内の事業所・企業 314社

(市民アンケートから)

法律や社内規定で定められた育児・介護休暇制度を利用しますか?

  • 利用する61.3%
  • 利用しない・できない26.7%
  • 不明11.9%

「利用する 」は6割程度にとどまり、特に「男性」と「30代」「40代」が「利用しない・できない」と認識。

しない・できない理由は何ですか?

  • 職場が休める雰囲気ではない 男性110人、女性85人
  • 経済的に生活が成り立たなくなる 男性90人、女性52人
  • 自分の仕事に代わりの人がいない 男性84人、女性45人、不明1人
  • 職場に制度があるか分からない 男性33人、女性64人、不明1人
  • 休みを取ると勤務評価に影響する 男性44人、女性27人
  • 一度休むと元の仕事に戻れない 男性20人、女性41人
  • 家族がやってくれる 男性30人、女性16人
  • 今の仕事を続けたいから 男性19人、女性7人
  • 家族の理解が得られない 男性2人、女性2人
  • その他 男性5人、女性19人

夫婦の役割分担は?

子どものしつけや教育

  • 夫婦共同77.7%
  • 主に妻17.7%
  • その他・不明6.8%
  • 主に夫0.8%

老親の世話

  • 夫婦共同67.1%
  • 主に妻20.1%
  • その他・不明11.9%
  • 主に夫0.9%

(事業所意識調査から)

育児休暇の規定がありますか?

  • ある77.1%
  • ない15.6%
  • 検討中4.1%
  • 無回答3.2%

取得できる休業期間は、子どもが「1歳未満」(45.9%)が最も多く、次いで「1歳~1歳6ヶ月」(36.0%)。

育児休暇を取得した人数

  • 出産した女性従業員185人
  • 育児休暇を取得した女性従業員148人
  • 配偶者が出産した男性従業員653人
  • 育児休暇を取得した男性従業員8人

女性の利用率は80.4%に比べ、男性は1.2%ですが、8名の男性が利用していることは特記すべきです。

介護休暇の規定がありますか?

  • ある65.3%
  • ない29.0%
  • 検討中4.5%
  • 無回答1.3%

取得できる休業期間は、「3ヶ月未満」(42.9%)が最も多く、「3ヶ月~6ヶ月」(30.2%)、「1年」(15.1%)と続きます。

介護休暇を取得した人数

  • 利用した女性従業員9人
  • 利用した男性従業員7人

「ある」と答えた205社中、実際に取得したのは延べ16社のみ、作業員数別でみると51人以上の大きな事業所でしか取得者がいないことがわかります。 

企業からのさまざまな意見を紹介します。

  • 女性自身が意識の中に仕事に対する制約を持っているのでは?男女の別なく募集しても、応募がないことがあります。(30~50人 建設業)
  • 男性が子育てに参加しやすできる仕組みを構築するべきです。(21~30人 サービス業)
  • 働くことを希望する女性には、各種環境整備をして欲しい。家庭で子育てや家事に生きがいを見いだし希望する専業主婦にも、専念しやすい仕組みづくりを望みます(仕事しなければならないとするような風潮を感じます)。(31~50人 その他)
  • 意識調査を頻繁にするのはとてもよいことだと思います。中小・零細企業のたくさんの女性たちが男女雇用均等という名の下に、保険料やその他諸々の公的な金銭の徴収、現状の格差の中で生活しています。以前共働きで幼子を保育園に預けていたとき、保育料が高額で、働くために預けるのか、預けるために働くのかと疑問に思ったものでした。今現在の男性各議員・重職者たちが女性に対しての考えを変えない限り、この状態は続いていくと思われます。(建設業)
  • 男性は男性に向いた職、女性は女性にしかできない出産をしても、職場に復職した場合にスムーズに仕事ができる職に就けるように、行政は指導して欲しい。(11~20人 製造業)

※( )内は就業者数、業種を表す

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特集 ドメスティックバイオレンス(男女間暴力・DV)を考える

なぜDVが起こるか?・・・それは、暴力をふるう人がいるから。

「言葉では負けてしまうから、手をあげる!」その暴力は、犯罪です。
意見が対立したとき、言葉で説得できないかわりに、暴力をふるって従わせる。それを「早くて有効な解決法」と言う人がいます 。しかし、方法は他にもあるはず。その努力をせず暴力に任せるのは、解決法を見出すことを怠っているだけです。なかには、それをDVと気づいていない人も多く、被害が拡大しています。そこで今回は、DVについて考えます。

なぜ暴力をふるうのか

  • 力を誇示するために。
    二人の関係では、間違いなく自分が強く、相手のほうが弱いと考えているため、強いものが弱いものに対して行う実力行使や制裁の方法として暴力をふるう。「言うことをきかないのなら!」
  • 支配するために。
    相手は自分の言うとおりにするのが当然だと考え、服従しないときには従わせる手段として暴力をふるう。「やれと言ったらすぐにやれ!」
  • 相手を所有物と考える。
    二人の関係が対等で平等な立場だとは考えていないため、自分の所有物や物として暴力をふるう。「そんなことをすれば怒って殴るのは当たり前だ!」

相手を自分の思い通りにするために

暴力をふるう人は相手に対して、下記のような行為(洗脳と強化)をタイミングよく効果的に繰りかえし、自分の思い通りにしていきます。

  1. 孤立させて、親戚や友人などの接触を絶つように電話や外出を制限する。自分が同行するときだけ外出させる。
  2. 自分の怒りに敏感にさせて、相手に、自分の特定な目つきを認識させる。いつも相手に謝らせ、自己反省を促す。
  3. 頻繁にさげすむ。「お前一人で何ができる!」あやつる。「僕が好きなら、信用しているなら、もっと~をするはずだ」相手が自分の行動パターンに慣れてきたと思った途端、攻略を変える。
  4. 脅迫して『契約』を結ばせる。「二度とこんな真似をしないな?返事しろ!」
  5. 時に寛容にお出かけや贈り物をしたりする。親密性を示す。「僕のことを理解してくれるのは君だけだ。」謝罪する。「悪かった、もう二度としないから許してくれ!」
  6. 身体的な違いや男らしさを誇張する。金銭面での支配をする。「面倒みてやっているのは誰だ!」所持品をめちゃくちゃにする。「俺の金で買ったくせに!」
  7. 相手を所持品のように扱い、言いなりになった方が身のためだと思わせる。「ブタ」「バカ」「役立たず」など暴言をはき、相手が落ち込むと自分が元気づく。相手が真剣なときに、その様子を嘲笑する。
  8. ささいな要求を強化して、自分が電話したときに「通話中」ではいけないことを強いたり、帰宅中は必ず家にいさせたり、呼ばれたらすぐに来させたりするなどして、服従習慣を形成する。

DV加害者がよく口にするセリフ

  • そんなことはなかったはずだ。(暴力を否定・否認する)
  • 大げさだ、そんなにひどくなかった。(実際の暴力を軽く見る)
  • やったけど、オレのせいじゃない。(自分を正当化する)
  • あいつがうるさいから。
  • 気に障ることを言うから。
  • あいつからケンカを売ってきたから。
  • しつこいから。
  • 悪いことだとは知っていたけど仕方がなかった。
  • 自分でもよくわからなかった。
  • 酔っていたから。
  • 疲れていたから。(言い訳をする)
  • 言うことをきかなかったから。
  • イライラしていたから。
  • 頭にきたから。
  • それより、こっちはどうした!(問題を横道にそらす)
  • そうだけど、でも男はみんなそうだよ。(問題を一般化する)
  • 男はみんな~をする。
  • 男なら~をする。
  • 誰でもそのくらいするさ。君が手をあげる気持ちはわかるよ。(加害者同士で互いに正当化する)

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親のDVは、子どもにも影響します。

DVがある環境で育った子どもは、暴力をする・されるのは当たり前だと思い込み、暴力は問題解決の方法、コミュニケーションと理解してしまいます。また、両親に失望し、自殺や家出をするなど、問題は深刻です。

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私たちにできること

助けるためにできることがあります。匿名の通報も・・・。
虐待やDVは社会全体に影響することを認識しましょう。

  • 誰かに暴力や虐待の跡があるときは、見て見ぬ振りをやめましょう。それは、暴力を放任することになるからです。
  • 批判せずに被害を受けている人の話を聴きましょう。すぐに助言を聞き入れるとは限りません。相手の状況を理解しましょう。
  • 全てに応えられなくてもよいのです。支援の手は外にもあることを伝え、そのような支援団体と連絡を取るよう促すことができるからです。

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DVに悩んでいる方へ

あなたを救える人がいます。あなたの話を聞いて、信じてくれます。
まずは、連絡してみましょう。

027-261-4466 群馬県女性相談センター(配偶者暴力支援相談センター)
027-321-1315 こども家庭課(高崎市役所1階14番窓口)

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協力

原田いず美さん(ファミリークライシス研究所・米国カリフォルニア州司法省公認DV及び性暴力クライシスカウンセラー)
※今回の特集は、原田さんのお話と著書『DV&SA Victim Manual』をもとに作成しました。

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紙面づくりしませんか(バモス編集委員を募集)

男女共同参画広報紙編集委員を募集

男女がともに自分らしく生きられる豊かな社会を目指して高崎市が発行する男女共同参画広報紙の編集委員(無償ボランティア)を募集します。

平日に市役所で開催する編集会議に出席し、広報紙(バモス)の企画について話し合い、取材・編集等発行まで携わっていただける方、お申し込みをお待ちしています。

募集人員

2人(市内在住、在勤、在学で18歳以上の人)

委員任期

2年

応募方法

住所、氏名、生年月日、電話番号、性別、いま関心をもっていることをご記入の上、5月30日(金)までに、直接市役所へご持参いただくか、郵送、ファクス、Eメールにてご応募ください。ファクス、Eメールの場合は「男女共同参画広報紙企画編集委員応募」とご明記ください。

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平成19年度事業報告(セミナー・講演会 etc.)

男女共同参画推進講演会

  • 平成19年7月28日(土)
  • 『夢を持て!叶わなくてもしょせん夢だから』
  • 講師:島田洋七さん(タレント)
  • 会場:高崎市文化会館
  • 入場者:約700名

男女共同参画推進事業 映画上映

  • 平成19年9月14日(金)
  • 『ベアテの贈りもの』
  • 監督:藤原智子さん
  • 会場:高崎シティギャラリー・コアホール
  • 入場者:約145名

男女共同参画セミナー

平成19年7月3日(火)

  • 『パパとママの子育て料理教室』
  • 講師:西山明美さん(高崎友の会会員)
  • 参加者:20人

平成19年9月29日(土)

  • 『防災に活かそう!女性の視点』
  • 講師:伊藤亜都子さん(高崎経済大学准教授)
  • 会場:たかさき女性フォーラム
  • 参加者:34人

平成20年2月5日(火)

  • 『男性も女性も家計簿上手ですてきな年金生活を』
  • 講師:高崎友の会
  • 会場:たかさき女性フォーラム
  • 参加者:20人

平成20年2月26日(火)

  • 『あなたも大切 私も大切 子育て講座』
  • 講師:小山百合子さん(親業訓練協会認定親業訓練シニアインストラクター)
  • 会場:たかさき女性フォーラム
  • 参加者:28人

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高崎市第2次男女共同参画計画

計画の進行管理目標が決まりました

成果指標と目標値

「高崎市第2次男女共同参画計画」を新たに策定しました。
この計画を着実に推進し、その成果を挙げていくために、以下の成果指標とこれら指標における計画終了時点の目標値を設定しました。

成果指標

市役所では

  • 審議会等委員の女性比率基準値(平成18年度)25.2%を目標値(平成24年度)30%に
  • 女性委員ゼロの審議会等の割合基準値(平成18年度)14.8%を目標値(平成24年度)10%に
  • 学校評議委員の女性比率基準値(平成18年度)36.1%を目標値(平成24年度)40%に
  • 農業委員の女性比率基準値(平成18年度)3.8%を目標値(平成24年度)5%に
  • 家族経営協定締結農家数基準値(平成18年度)49軒を目標値(平成24年度)125軒に
  • 市職員の性別育児休業取得状況基準値(平成18年度)男性0%を目標値(平成24年度)5%に
  • 市職員の性別介護休業取得状況基準値(平成18年度)男性0%を目標値(平成24年度)5%に

企業では

  • 均等推進企業表彰 受賞企業基準値(平成18年度)2社を目標値(平成24年度)4社に

市民では

  • 職場で男女の地位が平等と思う人基準値(平成18年度)21.6%を目標値(平成24年度)30%に
  • 社会全体で男女の地位が平等と思う人基準値(平成18年度)13.6%を目標値(平成24年度)20%に
  • 結婚・出産しても仕事を続ける女性基準値(平成18年度)24%を 目標値(平成24年度)30%に

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平成20年度事業予定

入場無料、お気軽にご参加ください

男女共同参画推進講演会・落語・座談会「ローバは一日にして成らず これからの女(ひと)と男(ひと)」

  • 平成20年6月28日(土)午後1時30分から3時30分
  • 会場:高崎市文化会館
  • 講師:樋口恵子さん、林家花丸さん
  • 入場無料
  • 参加申込み等は広報高崎5月15日号をご覧ください

樋口恵子さん(ひぐちけいこ)

婦人問題・高齢化問題評論家。女性、教育、福祉問題のエキスパートとして活躍。
現在、NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長、東京家政大学名誉教授、「高齢社会NGO連携協議会」代表。

林家花丸さん(はやしやはなまる)

落語家。豊かな感性で、古典から新作まで果敢にチャレンジする明るく楽しい講座は大好評。元気な語り口は、いかにも関西人らしい。現在、なんばグランド花月、NHK「笑いがいちばん」に準レギュラー出演。

男女共同参画推進事業 映画上映『スタンドアップ』

  • 平成20年9月26日(金)午後7時から
  • 会場:高崎シティギャラリー・コアホール
  • 内容:逆境の中で幸せを掴むチャンスは誰にでもある。‘立ち上がる‘ただそれだけの勇気が彼女の人生を変えた。2005年アメリカ作品。
  • 詳細は広報高崎9月1日号に掲載します。

上記以外にもさまざまな講座・セミナーを予定しています。
広報高崎やホームページ、各公共施設にあるチラシ等でご案内しますのでご覧ください。また、各種お申し込み・ご意見・ご要望等は下記までお寄せください。

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編集委員、発行日

編集 高崎市市民部人権男女共同参画課
〒370-8501 高崎市高松町 35-1

編集委員 櫻井美恵子・矢木あかね・若林俊彦・柳田陽子
イラスト 矢木あかね

発行 平成20年3月 

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問い合わせ先

男女共同参画センター(市民活動センター内)
電話:027-329-7118
ファクス:027-372-3121
Eメール:danjokyoudou@city.takasaki.gunma.jp

このページの担当

  • 人権男女共同参画課
  •  男女共同参画センター
  • 電話:027-329-7118
  • ファクス:027-372-3121