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バモス(Vamos)vol.12

ページID:0001781 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示
  • 「バモス」とは、ポルトガル語やスペイン語で「一緒に行こう」又は「~しよう!」と誘う言葉で日常会話で気軽によく用いられる言葉です。
  • 特集
    「男女共同参画について高校生の意識は?」
    将来への夢や希望を持ち、就職や進学といった大きな進路選択が目前にあって自分の将来をよく考えている世代の男女共同参画についての意識を探るため、高崎市内の高校2年生200人を対象にアンケートを実施しました。
  • 男女共同参画社会とは・・・
    男女の人権が等しく尊重され、対等な協力関係で築き上げるバランスのとれた社会です。

バモス第12号記事索引

特集「男女共同参画について高校生の意識は?」

この調査は、平成21年9月から10月にかけて高崎市内の高校2年生200人を対象に実施したものです(有効回答者数185人)。
将来への夢や希望を持ち、就職や進学といった大きな進路選択が目前にあって自分の将来をよく考えている世代の男女共同参画についての意識を探ってみました。

男女の地位の平等感について(アンケート結果)

質問1 あなたは学校の中で、男子と女子があらゆる面で平等に扱われていると思いますか

  • 男子の回答
    「平等に扱われていると思う」は69.8%
    「そう思わない」は30.2%
  • 女子の回答
    「平等に扱われていると思う」は75.5%
    「そう思わない」は24.5%

質問2「そう思わない」方はどちらが優遇されていると思いますか

  • 男子の回答
    「男子が優遇されている」は4.8%
    「女子が優遇されている」は95.2%
  • 女子の回答
    「男子が優遇されている」は31.8%
    「女子が優遇されている」は68.2%
  • 分析
    男女とも学校の中では平等に扱われていると感じている人が多いようでした。しかし平等に扱われていないと感じている人に男女どちらが優遇されているか聞いたところ、いずれも女子が優遇されているという回答が多くありました。
  • 平等と思わない理由について
    • 男子の回答
      体育のマラソンの授業で女子の方が距離が短い。
      先生はどうしても女子に遠慮がちになるから。
      何につけても男子が先陣を切らされる。
    • 女子の回答
      場面によってそれぞれ優遇。
      概念的な決めつけが残っているから。
      力仕事など大変なことは男子に任せられる。
      出席番号など男子が先のことのほうが多い。

質問3 あなたは社会全体でみた場合には、男女の地位は平等になっていると思いますか

  • 男子の回答
    「男性の方が非常に優遇されている」は14.3%
    「どちらかといえば男性の方が優遇されている」は56.0%
    「平等だと思う」は19.0%
    「どちらかといえば女性の方が優遇されている」は8.3%
    「女性の方が非常に優遇されている」は2.4%
  • 女子の回答
    「男性の方が非常に優遇されている」は10.4%
    「どちらかといえば男性の方が優遇されている」は67.7%
    「平等だと思う」は13.5%
    「どちらかといえば女性の方が優遇されている」は8.3%
    「女性の方が非常に優遇されている」は0.1%
  • 分析
    社会全体でみた場合に、男女の地位が平等になっているかについて、男女とも男性の方が優遇されていると思う比率が高くなりました。

男女の役割意識について(アンケート結果)

質問4 あなたは「男は仕事、女は家庭」という考え方についてどう思いますか

  • 男子の回答
    「賛成」は11.6%
    「どちらかといえば賛成」は22.1%
    「わからない」は27.9%
    「どちらかといえば反対」22.1%
    「反対」は16.3%
  • 女子の回答
    「賛成」は1.0%
    「どちらかといえば賛成」は15.2%
    「わからない」は22.2%
    「どちらかといえば反対」34.3%
    「反対」は27.3%
  • 分析
    「男は仕事、女は家庭」という考え方について、女子は「反対」、「どちらかといえば反対」の合計が61.6%であったのに対して、男子は合計で38.4%と、男女の考え方に大きな差がありました。

質問5 あなたは「男性は男性らしく、女性は女性らしく」育ったほうがいいと思いますか

  • 男子の回答
    「そう思う」は26.7%
    「どちらかといえばそう思う」は33.7%
    「わからない」は12.8%
    「どちからといえばそう思わない」は8.2%
    「そう思わない」は18.6%
  • 女子の回答
    「そう思う」は8.1%
    「どちらかといえばそう思う」は27.3%
    「わからない」は23.2%
    「どちからといえばそう思わない」は24.2%
    「そう思わない」は17.2%
  • 分析
    「男性は男性らしく、女性は女性らしく」育ったほうがいいかどうかについて、女子は「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」の合計が35.4%だったのに対して、男子は60.4%と、こちらも前の質問同様男女の考え方に大きな差がありました。

質問6 あなたは今までに「男のくせに」「女のくせに」などと言われていやな思いをしたことがありますか

  • 男子の回答
    「はい」は15.1%
    「いいえ」は84.9%
  • 女子の回答
    「はい」は25.3%
    「いいえ」は74.7%
  • 分析
    「男のくせに」「女のくせに」などと言われていやな思いをしたことがあるかについて、いやな思いをした人の比率は少ないものの、親や兄弟姉妹、先生、友達などから、伝統的な性別役割意識が基となっていると思われる発言があったことを回答しています。
  • どのようなことを言われていやな思いをしたか
    • 男子の回答
      子どもの頃、試合に負けたとき父親に言われた。
      小学校や中学校の部活動のときに先生に言われた。
      姉に殴られて泣いた時、姉に言われた。
    • 女子の回答
      中学生のとき話合いの場で意見を言ったら「男の俺が正しいんだ!女のくせに出しゃばるな」と言われた。
      いつも人に「女の子らしくしなさい」「女の子なんだから」と言われる。
      両親から女のくせに「手伝いもできないの」「片付けもできないの」と言われる。

質問7 あなたは将来結婚して家庭を持ったとき、家事や育児をお互いが分担し合い、助け合っていこうと思いますか

  • 男子の回答
    「そう思う」は66.2%
    「少しはそう思う」は31.4%
    「あまりそう思わない」は1.2%
    「そう思わない」は1.2%
  • 女子の回答
    「そう思う」は75.2%
    「少しはそう思う」は20.6%
    「あまりそう思わない」は2.1%
    「そう思わない」は2.1%
  • 分析
    将来結婚して家庭を持ったとき、家事や育児を分担し合い、助け合っていこうと思うかについて、女子は「そう思う」「少しはそう思う」の合計が95.8%、男子が97.6%と殆どの人が夫婦で助け合っていこうと考えていることがわかりました。

質問8 あなたの家庭では、これからあげるような家事を、主に誰が分担していますか

(1)掃除について
  • 男子の回答
    「父が行う」11.0%
    「母が行う」74.7%
    「子どもが行う」9.9%
    「祖父が行う」0%
    「祖母が行う」4.4%
    「その他の人が行う」0%
  • 女子の回答
    「父が行う」9.4%
    「母が行う」77.4%
    「子どもが行う」5.7%
    「祖父が行う」1.8%
    「祖母が行う」5.7%
    「その他の人が行う」0%
(2)食事のしたくについて
  • 男子の回答
    「父が行う」9.6%
    「母が行う」83.0%
    「子どもが行う」3.1%
    「祖父が行う」0%
    「祖母が行う」4.3%
    「その他の人が行う」0%
  • 女子の回答
    「父が行う」8.0%
    「母が行う」79.6%
    「子どもが行う」8.0%
    「祖父が行う」0%
    「祖母が行う」4.4%
    「その他の人が行う」0%
(3)食事の後かたづけ、食器洗い
  • 男子の回答
    「父が行う」13.7%
    「母が行う」71.6%
    「子どもが行う」11.6%
    「祖父が行う」0%
    「祖母が行う」3.1%
    「その他の人が行う」0%
  • 女子の回答
    「父が行う」10.8%
    「母が行う」64.9%
    「子どもが行う」18.9%
    「祖父が行う」0%
    「祖母が行う」4.5%
    「その他の人が行う」0.9%
  • 分析
    掃除、食事のしたく、食事の後かたづけ(食器洗い)の家事はいずれも母親が担っている家庭が多いようです。
    しかし父親や子どもも加わり家事を交代で行ったり、分担し合っている家庭も多く見受けられました。

男女共同参画社会についての認知度(アンケート結果)

質問9 あなたは「男女共同参画社会」という言葉を知っていますか

  • 男子の回答
    「よく知っている」は27.9%
    「なんとなく知っている」は66.3%
    「聞いたことがある」は2.3%
    「知らない」は3.5%
  • 女子の回答
    「よく知っている」は26.3%
    「なんとなく知っている」は65.7%
    「聞いたことがある」は7.0%
    「知らない」は1.0%
  • 分析
    「男女共同参画社会」については、知っているという学生が殆どで、意外に認知度が高いことがわかりました。

アンケート全体についてのまとめ

アンケートの結果から、「男は仕事、女は家庭」という考え方や、「男性は男性らしく、女性は女性らしく」育った方がよいという考え方について、女子よりも男子が肯定する傾向が強いことがわかりました。
しかし、将来結婚して家庭を持ったとき、家事や育児をお互いが分担し合い、助け合っていこうという思いが男女とも高かったことから、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現に向けて大きな期待が持てます。
また、家事の分担状況も依然として母親が担う場合が多いものの、父親や子どもも協力して家事を行っている家庭もあり、「男は仕事、女は家庭」という考え方に拘らなくなってきた親世代の意識の変化も伺えます。
これまで市が実施した市民アンケート調査では、18歳以上の方を対象にしており、社会に出る前の若者の男女共同参画に対する意識について知る資料はありませんでした。
今回の調査の結果を参考にして、市は今後も男女共同参画推進の取組を進めていきます。

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まずは、連絡してみましょう。

女性に対する暴力相談窓口

  • 群馬県女性相談センター(配偶者暴力相談支援センター)電話番号 027-261-4466
  • 高崎市福祉部こども家庭課(高崎市役所1階14番窓口)電話番号 027-321-1315
  • DV相談ナビ 電話番号 0570-0-55210
    DV相談窓口の電話番号を音声ガイドで案内します。郵便番号や地域区分から最寄の相談窓口を検索できます。
  • 女性の人権ホットライン 電話番号 0570-070-810
    DV、セクハラ、ストーカー行為といった女性をめぐる様々な人権問題についての相談を受け付ける専用電話相談窓口で、法務局職員又は人権擁護委員が相談をお受けします。
    受付時間 平日午前8時30分から午後5時まで
  • 警察相談専用電話番号 ♯(シャープ)9110
    犯罪被害の未然防止に関する相談に応じる窓口です。警察本部に設置された専用電話に自動的に接続します。
  • 職場におけるセクシュアル・ハラスメントについての相談
    群馬労働局雇用均等室 電話番号 027-210-5009

私たちにできること

助けるためにできることがあります。匿名の通報も・・・。

  • 誰かに暴力や虐待の跡がある時は、見て見ぬ振りをやめましょう 。それは、暴力を放任することにもなるからです。
  • 批判せずに被害を受けている人の話を聴きましょう 。すぐに助言を聞き入れるとは限りません。相手の状況を理解しましょう。
  • 全てに応えられなくてもよいのです。支援の手は外にもあることを伝え、そのような支援団体と連絡を取るよう促すことができるからです。

(協力 ファミリークライシス研究所 原田 いず美さん)

仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)

ひとつ「働き方」を変えてみよう!カエル!ジャパン
私たちにとって、職業活動、家庭生活、地域活動などのバランスのとれた生活を送ることは、豊かで充実した生活を過ごすためにとても大切なことです。
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)は、個人の意欲や生活満足度を高め、より良い能力発揮を可能とします。
市は、ワーク・ライフ・バランスの推進により、男女が育児や介護などの家庭生活と仕事や地域活動などを両立しながら共に社会のあらゆる活動に参画できる男女共同参画社会の形成に努めていきます。

平成21年度事業報告 男女共同参画推進講演会、セミナー等の事業報告

男女共同参画推進講演会

  • 開催日:平成21年6月13日(土曜日)
  • 演題:「~命を支えるということ~“がんばらない”けど“なげださない”」
  • 講師:鎌田 實(かまた みのる)さん(諏訪中央病院名誉院長)
  • 会場:榛名文化会館エコール
  • 入場者:500人
  • 内容:紛争地や原発事故などで十分な治療を受けることのできない子どもたちへの支援活動の経験や諏訪中央病院でのホスピスケアの取り組みなど、人間の強さを感じるエピソードを交え、感動的で心あたたまるお話でした。

参加者の声

  • 元気をもらいました。あたたかい心で、これから「がんばらない、けど、なげださない」で生きていきます。(60代女性)
  • 人間のあたたかさ、明日からの元気をたくさんいただきました。(40代男性)

男女共同参画推進事業 映画上映

  • 開催日:平成21年8月10日(月曜日)
  • 映画名:「ふみ子の海」
  • 会場:高崎シティギャラリー・コアホール
  • 参加者:167人
  • 内容:昭和初期、貧しさゆえに、その瞳から光を奪われた少女ふみ子。それでも彼女の心の奥底には光がありました。希望を失わず、前向きに生きるふみ子と彼女をあたたかく見守る大人たちの姿が、人間の本当の優しさや目に見えない大切なものを教えてくれました。

参加者の声

  • 逆境にも負けず前向きに人生を切り開いていくふみ子と、信念を持って凛として生きる女性たちの美しさに感動。彼女をあたたかく見守る周りの大人たちの優しさに心が癒されました。(30代女性)
  • 思いやり、最後まで夢を持ってやりぬくことに感動しました。(60代女性)

男女共同参画セミナー

平成21年10月2日(金曜日)

  • セミナー名 「男女共同参画社会を創る」
  • 講師:内藤 和美さん(群馬パース大学教授)
  • 会場:高崎市役所 第171会議室
  • 参加者:43人

平成21年10月8日(木曜日)

  • セミナー名「女性のための法律講座」
  • 講師:木村 仁美さん(弁護士)
  • 会場:高崎市役所 第171会議室
  • 参加者:10人

平成21年10月22日(木曜日)

  • セミナー名 「歴史の中の女性」
  • 講師:若狭 徹さん(高崎市教育委員会文化財保護課主査)
  • 会場:高崎市役所 第171会議室
  • 参加者:49人

平成21年10月29日(木曜日)

  • セミナー名 「みつめよう自分の心と身体」
  • 講師:斎藤 知子さん(産業医)
  • 会場:高崎市役所 第171会議室
  • 参加者:44人

平成22年度事業予定 男女共同参画推進講演会、映画会のお知らせ

男女共同参画推進講演会(手話通訳あり)

  • 開催日時:平成22年6月26日(土曜日)午後1時30分から3時
  • 会場:高崎市文化会館
  • 演題「日常の家族の風景から」
  • 講師:重松 清(しげまつ きよし)さん
    作家、フリーライター
    1963年岡山県生まれ。出版社勤務を経て、フリーライターに。1991年「ビフォア・ラン」で作家デビュー。1999年「ナイフ」で坪田譲治文学賞、同年「エイジ」で山本周五郎賞、2001年「ビタミンF」で直木賞を受賞。

詳細は広報高崎5月15日号に掲載します。

男女共同参画推進事業 映画上映

映画名「アイ・ラヴ・ユー」(1999年 日本映画111分 第23回日本アカデミー賞協会特別賞受賞作品、日本PTA全国協議会特別推薦)

  • 開催日時:平成22年8月19日(木曜日)午後2時30分から
  • 会場:高崎シティギャラリー・コアホール
  • 原作:岡崎 由紀子さん(「ひくまの出版」刊)
  • 監督:大澤 豊さん・米内山 明宏さん
  • 内容:声に出して言う人もいます。手話で伝える人もいます。でも、いちばんはギュッと抱きしめてアイ・ラヴ・ユー!
    手話での演劇を目指す女性と、彼女を巡る人たちとの心の触れ合いを描くヒューマンドラマ。

詳細は広報高崎 7月15日号に掲載します。

編集委員、発行日

編集 高崎市 市民部 人権男女共同参画課
郵便番号 370-8501 高崎市高松町 35-1
編集委員 坂本 祐子・竹内 由利子・橘 美樹
発行 平成22年3月15日