バモス(Vamos)vol.15

  • バモスとは、ポルトガル語やスペイン語で、一緒に行こう!または、(何かを)しよう!と誘う言葉で、日常会話で気軽によく用いられる言葉です。
  • 特集 ストップ!少子化 ~女性の労働力はニッポンの埋もれた宝です~
  • 高崎市男女共同参画センターは、平成24年4月に開館した市民活動センター「ソシアス」の中にあります。
    女性と男性が互いに尊重し合い、いきいきと暮らしていける男女共同参画社会の実現に向けて、講座の企画、情報提供、相談事業などの業務を行っています。
    ぜひ、高崎市男女共同参画センターに来てくんない(来てください)!

バモス第15号記事索引

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1.ストップ!少子化~女性の労働力はニッポンの埋もれた宝です~

ストップ!少子化~女性の労働力はニッポンの埋もれた宝です~

2.コテイテキナ セイベツヤクワリ ブンタンイシキってなに?

コテイテキナ セイベツヤクワリ ブンタンイシキってなに?

  • 「みんなちがってみんないい」
    自分の人生を自分が主人公として歩いていくために、考えてみませんか。

3.第3次男女共同参画計画を策定しました

第3次男女共同参画計画を策定しました

  • 一人ひとりが輝く豊かな高崎市をめざして、男女共同参画社会の推進に取り組みます。

4.その悩み、まずはご相談ください(男女共同参画相談、無料法律相談のご案内)

その悩み、まずはご相談ください(男女共同参画相談、無料法律相談のご案内)

5.編集者・発行日

編集者・発行日

ストップ!少子化 ~女性の労働力はニッポンの埋もれた宝です~

現在の日本の身近な問題の一つに少子化が挙げられます。

いま、女性の労働力の活用によって日本経済の活性化、ひいては少子化対策に大きな効果をあげることが期待されています。

女性の社会進出が少子化にどのような効果をもたらすのか、男女共同参画に関する様々なデータから気になる数字をクローズアップして考えてみましょう。

まず、少子化の現状と予測はどうなっているのでしょうか。

一人の女性が一生の間に産む子どもの平均人数 1.39、人口維持に必要な人数 2.08

出生数と合計特殊出生率(一人の女性が一生の間に産む子どもの平均人数)の推移調査(グラフ1)によると、2011年(平成23年)の出生者数は1,050,806人、合計特殊出生率は1.39でした。

現在の人口を維持するためには合計特殊出生率が2.08程度必要とも言われており、このままでは少子化が進むことが避けられません。

グラフ1 出生数と合計特殊出生率の年次推移(厚生労働省「人口動態調査」より)

グラフ1データ
年次出生数合計特殊出生率
1947年 2,678,792人 4.54
1950年 2,337,507人 3.65
1955年 1,730,692人 2.37
1960年 1,606,041人 2.00
1965年 1,823,697人 2.14
1966年 1,360,974人 1.58
1970年 1,934,239人 2.13
1975年 1,901,440人 1.91
1980年 1,576,889人 1.75
1985年 1,431,577人 1.76
1990年 1,221,585人 1.54
1995年 1,187,064人 1.42
2000年 1,190,547人 1.36
2005年 1,062,530人 1.26
2010年 1,071,304人 1.39
2011年 1,050,806人 1.39

(注)1947年~1972年は沖縄県のデータを含まない。
1966年(昭和41年)は、ひのえうまにより出生数が減少。

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2060年 日本で一年に生まれる子どもの数が現在の半分以下になるかもしれない年

また、日本の将来推計人口(グラフ2)によると、日本の出生数は、2060年には現在の半分以下、約100年後の2110年には4分の1以下に減少すると推計されています。

国立大学法人 東北大学大学院 経済学研究科の吉田浩教授の研究によると、約千年後の3011年5月には子ども(0歳から14歳未満)がたった1人になり、翌年の3012年には子どものいない5月5日を迎えることになると推計しています。
(参照「日本の子ども人口時計」 http://mega.econ.tohoku.ac.jp/Children/ )

グラフ2 日本の将来推計人口(平成24年1月推計)の出生中位・死亡中位仮定による出生数の推計(国立社会保障・人口問題研究所)

グラフ2データ
年次日本の出生数の推計
2011年 105万806人
2015年 95万2,000人
2020年 83万6,000人
2030年 74万9,000人
2040年 66万7,000人
2050年 55万7,000人
2060年 48万2,000人
2110年 23万6,000人

(注)2011年の出生数 105万806人は厚生労働省「人口動態統計」の出生確定数

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理想とする子どもの数 2.42、実際に予定している子どもの数 2.07

日本は高度経済成長期以来、生活は豊かになっているにもかかわらず、なぜ出生率が下がってきてしまっているのでしょうか。

2010年に夫婦を対象に行われた調査(グラフ3)では、実際に予定している子ども数の平均は2.07人でしたが、理想とする子ども数の平均は2.42人と、大きな開きがありました。

もしこれが実現するなら、人口維持のために大変明るい材料のように思えますが、そうなっていないのはなぜなのでしょうか。

グラフ3 調査別にみた、平均理想子ども数と平均予定子ども数の推移(国立社会保障・人口問題研究所 「第14回出生動向基本調査 結婚と出産に関する全国調査」2010年6月調査)

グラフ3データ(単位は人)
 1977年
(第7回)
1982年
(第8回)
1987年
(第9回)
1992年
(第10回)
1997年
(第11回)
2002年
(第12回)
2005年
(第13回)
2010年
(第14回)
平均理想
子ども数
2.61 2.62 2.67 2.64 2.53 2.56 2.48 2.42
平均予定
子ども数
2.17 2.20 2.23 2.18 2.16 2.13 2.11 2.07

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理想の子ども数を持たない理由は「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」83.3%(妻が30歳未満の回答)

理想とする子ども数を持たない理由として、妻が一番多く挙げたのが子育てや教育にお金がかかりすぎるからでした(グラフ4)。

妻の年齢が30歳未満では83.3%にのぼっており、子育てや教育にかかる費用への不安から、特に若い世代が子どもを持つことをためらっている様子がうかがえます。

子育てにかかる費用を十分に確保するためには、世帯全体の収入を高める必要がありますが、出産や介護・子育てで一度離職した女性の再就職は難しく、できたとしてもパート・アルバイトなどの非正規雇用が多いのが実情です。

理想の子ども数を持たない理由

  1. 子育てや教育にお金がかかりすぎるから
  2. 自分の仕事(勤めや家業)に差し支えるから
  3. 家が狭いから
  4. 高年齢で生むのはいやだから
  5. 欲しいけれどもできないから
  6. 健康上の理由から
  7. これ以上、育児の心理的、肉体的負担に耐えられないから
  8. 夫の家事・育児への協力が得られないから
  9. 一番末の子が夫の定年退職までに成人してほしいから
  10. 夫が望まないから
  11. 子どもがのびのび育つ社会環境ではないから
  12. 自分や夫婦の生活を大切にしたいから

グラフ4 妻の年齢別にみた、理想の子ども数を持たない理由(「第14回出生動向基本調査 結婚と出産に関する全国調査」)

グラフ4データ(単位はパーセント)
理由123456789101112
妻の年齢30歳未満 83.3 21.1 18.9 3.3 3.3 5.6 10.0 12.2 5.6 4.4 7.8 11.1
30~34歳 76.0 17.2 18.9 13.3 12.9 15.5 21.0 13.3 4.3 9.9 9.9 7.3
35~39歳 69.0 19.5 16.0 27.2 16.4 15.0 21.0 11.6 6.9 8.9 8.1 7.5
40~49歳 50.3 14.9 9.9 47.3 23.8 22.5 15.4 9.9 10.2 6.2 6.1 3.7

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合計特殊出生率が増加している国では・・・(2010年)スウェーデン 1.98、フランス 2.01

では、他の先進諸国の合計特殊出生率は同じように下がっているのでしょうか(グラフ5)。

日本(1.39)や韓国(1.23)に比べ、スウェーデン(1.98)やフランス(2.01)では合計特殊出生率が高くなっています。 

この合計特殊出生率が低い国と高い国では、女性の労働力率(15歳以上の女性の人口に占める就業者と完全失業者を合わせた労働力人口の割合)に相関関係が見られます。(グラフ6)

日本や韓国では、20歳代後半から30歳代にかけて女性の労働力率が落ち込む、いわゆる「M字カーブ」を描いています。

これは結婚・出産・育児等のために仕事を一旦退職し、その後育児が落ち着いた後に再び就労するという特徴を示しています。

しかし、スウェーデンやフランスではこのような落ち込みは見られません。

これらの国の家族政策の特徴をみると、フランスでは、かつては家族手当等の経済的支援が中心でしたが、1990年代以降、保育の充実を図り、その後さらに出産・子育てと就労に関して幅広い選択ができるような環境整備を強める方向で政策を進めました。

スウェーデンでは、比較的早い時期から、経済的支援と合わせ、保育や育児休業制度といった両立支援の施策が進められてきたことにより、2000年には1.54と落ち込んでいた合計特殊出生率も2010年には1.98と大幅に回復しました。

グラフ5 主な国の合計特殊出生率の動き(内閣府「子ども・子育て白書平成23年版、平成24年版」)

グラフ5データ
年次日本アメリカフランスドイツイタリアスウェーデンイギリス韓国
1950年 3.65 3.02 2.90 1.88 2.32 2.18
1955年 2.37 3.51 2.68 2.07 2.30 2.24 2.22
1960年 2.00 3.64 2.73 2.37 2.41 2.20 2.71
1965年 2.14 2.92 2.84 2.50 2.66 2.42 2.86
1970年 2.13 2.48 2.47 2.03 2.43 1.92 2.43 4.50
1975年 1.91 1.77 1.93 1.48 2.21 1.77 1.81 3.30
1980年 1.75 1.84 1.95 1.56 1.64 1.68 1.89 2.70
1985年 1.76 1.84 1.81 1.37 1.42 1.74 1.79 1.70
1990年 1.54 2.08 1.78 1.45 1.33 2.13 1.83 1.59
1995年 1.42 1.98 1.71 1.25 1.19 1.73 1.71 1.64
2000年 1.36 2.06 1.89 1.38 1.26 1.54 1.64 1.47
2005年 1.26 2.05 1.94 1.34 1.32 1.77 1.78 1.08
2010年 1.39 1.93 2.01 1.39 1.40 1.98 2.00 1.23

女性の労働力の活用が、日本経済の活性化と少子化解消のカギ!

女性の社会進出によってより少子化が進むのではないかと言われることがありますが、これらのデータから、女性が社会に進出しやすい環境づくりに国をあげて取り組めば、出生率が回復する可能性があるということがわかります。

グラフ6 年齢階級別 女性の労働力率(2010年)(独立行政法人 労働政策研究・研修機構「データブック国際労働比較 2012年版」)

グラフ6データ(単位はパーセント)
年齢日本アメリカフランスドイツイタリアスウェーデンイギリス韓国
15-19歳 15.9 35.0 12.5 27.3 6.3 34.0 50.3 8.5
20-24歳 69.4 68.2 58.2 67.3 39.4 68.4 67.8 53.5
25-29歳 77.1 75.6 82.3 77.8 60.8 80.7 77.8 69.8
30-34歳 67.8 73.7 81.9 78.0 67.3 86.8 75.8 54.6
35-39歳 66.2 74.1 84.7 80.0 68.1 88.9 76.4 55.9
40-44歳 71.6 76.2 85.8 84.3 66.7 90.5 80.8 65.9
45-49歳 75.8 76.8 86.2 84.7 64.3 89.3 82.2 65.6
50-54歳 72.8 74.6 81.3 80.9 57.8 88.0 78.1 61.3
55-59歳 63.3 68.4 61.4 70.3 41.8 82.0 67.8 53.4
60-64歳 45.7 50.7 17.7 35.5 12.3 58.8 34.1 41.5
65歳以上 13.3 13.8 1.1 2.8 1.3 7.7 6.4 21.7

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ストップ!少子化のまとめ

女性が進出しにくい現在の社会の仕組みは、自分の生活を犠牲にして働くのが当たり前の「滅私奉公(めっしぼうこう)」で成り立っていた高度経済成長期のあり方を引きずっていることや、固定的な性別役割分担意識が根強く残っていることが原因とも考えられます。

平成24年10月、IMF(国際通貨基金)のラガルド専務理事が「日本の経済を立て直すには女性をもっと活躍させるべきだ」と発言し、話題となりました。

少子化だけでなく、既に問題となっている高齢化社会まで見据えれば、幅広い選択ができるような生活や労働面での環境を整えることによって、男女ともに介護・育児・地域活動に携われるようになります。

そうして培った様々な絆が、職場を離れても、家庭で、地域で、その人を支えてくれることになるでしょう。

社会の仕組みは個人の力では変えられないかもしれませんが、まずは、一人ひとりがどう働き、家庭生活とのバランスを取るのがよいか、改めて考えてみませんか。

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コテイテキナ セイベツヤクワリ ブンタンイシキってなに?

「みんなちがってみんないい」
自分の人生を自分が主人公として歩いていくために、考えてみませんか。

「固定的な性別役割分担意識」とは、「夫(男性)は外で働き、妻(女性)は家庭を守るもの」といった、性別によって役割を決める考え方のことです。

実際にこうした形で家庭を営んでいる世帯は少なくなく、家族のために働くことに喜びを感じ、誇りを持っている方もいるでしょう。

男女共同参画はこのような家庭のあり方を否定するものではありません。

では、この考え方が改めて問われているのはなぜなのでしょうか。

「固定的な性別役割分担意識」が問題視されるのは、「男性(女性)はこういうもの(こうあるべき)」と家族や他人にもその考え方を押し付け、その人本来の希望や適性、考えを無視して、その人を生きづらくさせてしまうことがあるからなのです。

あなたにとって「男らしい」「女らしい」とはどんなイメージですか?

あなたの周りには、凛として行動力にあふれた頼りがいある女性、料理上手で癒しの空気を持った男性などがいませんか?

これらは、決して「男(女)らしくない」と否定されるものではありませんね。

人間として一人ひとりが持つ素晴らしい個性であり、尊重されるべきことです。

それぞれが思い浮かべる「らしさ」でさえ人によって違いますし、「男」「女」といった大きなくくり、プラス「らしいかどうか」という目でその人を見ると、本来の個性や適性を見失ったり否定したりしてしまいます。

大事なことは、今のあり方が本人に選択権があり望んでそれを選択した結果かどうか、ということです。

それは、自分の人生を自分が主人公として歩いていけるかどうか、ということにつながります。

誰もが性別にかかわらず個性を生かし、苦手なところを補い合って柔軟に生きられる社会にするために、今の意識を見直してみませんか。

「みんなちがってみんないい」と。

それが一人ひとりの人権尊重ということでもあるのです。

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第3次男女共同参画計画を策定しました

一人ひとりが輝く豊かな高崎市をめざして、男女共同参画社会の推進に取り組みます。

高崎市第2次男女共同参画計画(計画期間 平成20年度~平成24年度)に続き、高崎市第3次男女共同参画計画(計画期間 平成25年度~平成29年度)を策定しました。

市では平成13年に高崎市男女共同参画計画を策定し、「男女が互いの人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会」の実現を目指し取り組みを進めてきました。

第3次男女共同参画計画では、次の4つの課題に重点的に取り組んでいきます。

  • 固定的な性別役割分担意識や社会慣習などの解消
  • 社会の責任ある立場への女性の参画の推進
  • 更なる啓発事業の展開と人材等の掘り起こし
  • 配偶者等からの暴力などによる人権侵害の防止と被害者支援

※冊子は4月以降、高崎市役所15階人権男女共同参画課、男女共同参画センター、各人権プラザ、各支所地域振興課、市役所1階 市民情報センターで配付します。

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その悩み、まずはご相談ください(男女共同参画相談、無料法律相談のご案内)

大変な状況にあればあるほど、人の心は暗く落ち込み、悪い考えばかりが心に思い浮かぶものです。

とても冷静になっていられないし「こんなにつらいなら死んだ方がましだ。」なんて思ってしまうかもしれません。

でも、あなたがちょっとだけ勇気を持って自分のつらさを誰かに伝えようとするとき、あなたはわかってもらえるように話をするはずです。

「話したって、何の解決にもならない。」

でも、話をすることで、何が問題であってどう困っているのか、感情の渦から少しだけ抜け出して客観的に問題と向き合うことができるかもしれません。

男女共同参画センターでは、日常生活の悩み事や、配偶者等からの暴力や離婚などにかかわる相談を受け付けています。

あなたの思いや考えを整理し、自分なりの答えや新たな選択肢を見つけるお手伝いをさせていただきます。

対象は、高崎市内に在住か在勤、在学の方なら性別・年齢は問いません。

ひとりで悩まず、まずはお電話ください。

男女共同参画相談 

相談日時 月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く) 午前9時~午後4時まで

電話による相談は随時受け付けます。
面接相談は電話による事前の予約が必要です。
男女共同参画相談 専用電話 027-329-7119

無料法律相談

無料法律相談もご利用ください。
相談分野は雇用問題、離婚、DV・セクハラ等です。
面談により弁護士から直接アドバイスを受けられます。

相談日時 毎月第3火曜日 午後1時~午後4時
1件につき30分程度、定員6人

電話による事前の予約が必要です。
法律相談予約受付電話 027-329-7118

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編集者・発行日

編集 高崎市 市民部 人権男女共同参画課 男女共同参画センター(市民活動センター「ソシアス」内)

郵便番号370-3531 群馬県高崎市足門町1669番地2

発行 平成25年3月15日

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問い合わせ先

男女共同参画センター(市民活動センター内)
電話:027-329-7118
ファクス:027-372-3121
Eメール:danjokyoudou@city.takasaki.gunma.jp

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