不育症とは

妊娠するものの、流産や死産を繰り返して結果的に子どもを持てない状態を「不育症」と呼んでいます。一般的には、続けて2回以上の流産・死産が起こった場合、「不育症」という状態が疑われます。          

不育症はまだ一般的に知られていないため、自分が不育症であることに気づいていない方や、どこでどのような検査や治療をすればよいのかわからない方も多いのではないかと思われます。

不育症の原因はさまざまです。

  1. 子宮の異常(子宮奇形、子宮筋腫、子宮内膜症、頸管無力症など)
  2. ホルモン分泌異常(黄体機能不全、高プロラクチン血症、甲状腺機能異常など)
  3. 免疫・凝固機能異常(高リン脂質抗体症候群、自己免疫疾患、凝固因子欠乏症など)
  4. 夫婦いずれかの染色体異常

原因は多岐にわたっています。しかし、検査をしても明らかな異常がない場合が6~7割もあります。
不育症は検査を行って原因がわかれば、適切な治療を行うことで80%以上の方が無事に赤ちゃんを出産することができます。また原因がはっきりしない場合、特に治療をしなくても次の妊娠がうまくいくことのほうが多いのです。 

流産について不安や心配を抱えている方は、まず主治医の産婦人科医師にご相談ください。

不育症Q&A

Q1 不育症の患者さんは全国で何人くらいですか?

厚生労働省研究班の調査では、妊娠経験者の4.2%に発生していることから、全国で140万人の患者さんがいるとみられています。

Q2 流産はどのくらいの頻度で起きますか?

年齢にもよりますが、妊娠の15%程度が流産になると言われています。

Q3 流産が起こるのはいつ頃が多いのですか?

妊娠12週未満の早期流産が大部分(全流産の約90%)です。

Q4 流産は年齢と関係しますか?

妊娠の年齢が高齢になると流産率が増加すると考えられています。特に母胎年齢が40歳以上になると流産の頻度が40~50%程度に増加します。

Q5 不育症でも妊娠、出産はできますか?

原因にもよりますが、最終的には80%以上の方が出産することができます。

Q6 不育症の治療をして出産した場合、次の妊娠も不育症治療が必要となりますか?

原因にもよりますが、次の妊娠でも同じように治療が必要となる場合があります。

Q7 不育症について相談するにはどうしたらよいですか?

主治医の産婦人科医師にまずご相談ください。専門外来を行っている施設もあります。

関連情報

厚生労働省研究班 Fukui-Labo

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