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BCG(結核)

ページID:0001164 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

BCGは、結核を予防するワクチンです。わが国の結核患者はかなり減少しましたが、まだ2万人前後の患者が毎年発生しており、大人から子どもへ感染することも少なくありません。また、結核に対する抵抗力(免疫)は、お母さんからもらうことができないので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。

BCGワクチンについて

BCGは牛型結核菌を弱毒化してつくった生ワクチンです。BCGは、髄膜炎や粟粒結核などの重症になりやすい乳幼児期の結核を防ぐ効果が確認されているので、生後1歳に達するまでに受けることになっています。ただし、先天的に免疫力が弱い病気があると重い副反応が起こることがあるので、標準的には生後5か月頃から接種することとなっています。

BCGの接種方法は、管針法といってスタンプ方式で上腕の2か所に押しつけて接種します。接種したところは、自然に乾燥させます。

BCG接種後10日頃から接種したところに赤いポツポツができ、一部に小さいうみができることがあります。この反応は4週間後頃に最も強くなりますが、その後はかさぶたができて接種後3か月までには治り、小さな傷あとが残るだけになります。これは異常な反応ではなく、BCGの接種によって抵抗力(免疫)がついた証拠です。自然に治るので、絆創膏などは貼らずに清潔に保ちましょう。ただし、接種後3か月を過ぎても接種のあとがジクジクしているようなときは医師に相談してください。

コッホ現象について

BCGを接種したところの反応が通常よりも早い時期に現れることがあります。接種後10日以内に接種したところが赤くなり、腫れて2〜4週間後におさまり、治癒する一連の反応です。これをコッホ現象といい、お子さんが接種前にすでに結核に感染している可能性がある場合にみられる現象です。このような場合は、早い段階で医療機関を受診してください。

副反応について

BCG接種においてよく知られた副反応に、腋窩リンパ節腫大があげられます。また、まれではありますがアナフィラキシーや皮膚結核様病変などの症状が出ることがあります。

症状がひどかったり、長引くようなときは、早めに医師にご相談ください。

もしもワクチンによって健康被害が起こってしまった場合は

予防接種健康被害救済制度

対象者

1歳に至るまでに1回接種

標準的な接種期間

生後5ヶ月以上8ヶ月未満

接種に必要なもの

  • 予診票
  • 母子健康手帳
  • 健康保険証
  • 福祉医療費受給資格者証

※母子健康手帳は必ずご持参ください。母子手帳がないと予防接種は受けられません。

実施医療機関

乳幼児予防接種実施医療機関一覧

※実施医療機関以外(市外・県外)での接種を希望される場合は、下記までお問い合わせください。

予防接種のご予約・ご相談は、直接実施医療機関にお問い合わせください。ご不明な点は、高崎市保健所保健予防課または各地域の保健センターにお尋ねください。

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