ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

し尿処理のしくみ

ページID:0001576 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

受入貯留設備・高負荷脱窒素処理設備

受入貯留設備硝化脱窒素処理図

受入貯留設備

バキュウム車で搬入されたし尿・浄化槽汚泥は計量された後、受入口から投入され、沈砂槽に入り、砂などが分離され、受入槽に入ります。次に破砕ポンプを経てスクリーンにより細かなゴミが除去され、貯留槽にいったん貯留されます。除去されたゴミは、スクリュープレスで脱水した後焼却処分されます。

高負荷脱窒素処理設備

し尿・浄化槽汚泥は、貯留槽より硝化脱窒素槽に投入されます。硝化脱窒素槽内の混合液は循環ポンプによってオーバーフローシャフトに送られ、空気とともに勢いよく槽内に噴射されます。この際、大量の酸素と微生物により、有機物やアンモニアの大部分が急速に分解されます。硝化脱窒素槽は、コンピューター制御により微生物にとって最適条件が保たれ、安定した処理がなされています。処理された汚泥は、脱水機により固液分離されます。分離された固形物は脱水汚泥として次の工程に送られます。

凝集沈殿処理設備・高度処理設備・消毒設備

凝集沈殿処理高度処理設備消毒設備

凝集沈殿処理設備

固液分離されたろ液は薬品により凝集させ、pH調整後、凝集沈殿槽に流入し、上澄水と汚泥に分離されます。この工程では色素・リンそして微生物が食べ残した有機物が除去されます。

高度処理設備

凝集沈殿槽で分離された上澄水は、砂ろ過塔により浮遊物質(にごり成分)が除去され、次に活性炭吸着塔によりなお残存している汚濁物質・色度成分が吸着除去され無色透明の処理水となります。色度成分などを吸着した活性炭は、活性炭再生炉で焼却再生され、繰り返し使用されます。

消毒設備

最後に処理水に次亜塩素酸ソーダを添加し消毒して放流します。

汚泥処理設備

汚泥処理設備

汚泥処理設備

脱水汚泥は、乾燥機で乾燥後、スクリュープレスで脱水されたゴミと共に焼却炉で焼却処分されます。排ガスは熱交換器により省エネを図るとともに、集塵機により十分な除塵が行われます。