美術館日記

美術館での出来事をつれづれに書き綴ります。

10月28日の県民の日は無料でご観覧いただけます 2017年10月21日

今村紫紅《孫悟空》大正元年頃

雨の日続きで出かけるのも億劫に感じる今日このごろ。今度の10月28日土曜日は群馬県民の日ですが、皆さまお出かけの予定はすでにお決まりでしょうか?県民の日、タワー美術館は無料開放していますので、どこへ行こうかとお悩み中の方はぜひタワー美術館へ!もちろん群馬県民じゃない方も無料でご観覧いただけます。

ただし、、、県民の日はちょっと混雑するかも。静かにじっくりと鑑賞したい方は別の日がいいかもしれません(笑)県民の日の前後は、例年お客様の数も少なくなるので、狙い目ですよ。

伊豆市コレクション展も後半戦に突入しています。気がついたら展覧会が終了していて見逃した!なんてことがないよう、お早めのご来館をお待ちしています。(お)

第2部はじまりました 2017年10月19日

《日本美術院同人合作》

本日から伊豆市近代日本画コレクション展第2部が始まりました。第1部から引き続き展示しているのは3点(安田靫彦《相原沐芳像》《相原浩二君壽像》《かちかち山》)のみで、あとはすべての作品を展示替えしています。

第1部では歴史画が多かったのですが、第2部は雰囲気ががらりと変わって花鳥画が中心となり、出品作家も横山大観、今村紫紅などが中心となります。

横山大観《神洲第一峰》

写真は横山大観の《神州第一峰》という作品。横幅が150cmを超える大幅です。この作品が描かれたのは昭和5年1月のこと。その年イタリア・ローマで開催される日本美術展のため渡欧する横山大観たちの壮行会を修善寺の新井旅館で行った時のことです。富士を描く奔放な筆遣いには、覇気のこもった息づかいが感じられ、そこには渡欧を前にした大観の気概が感じられます。

展覧会では壮行会で描かれた記念の席画やそれに揮毫する順番を決めたクジも併せて展示しているのですが、楽しそうな宴会の雰囲気が伝わってくるようです。(お)

「巨匠」と「天才」の違いに思わずなっとく!-講演会を開催しました 2017年9月23日

巨匠たちが愛した修善寺講演会その1

昨日は伊豆市近代日本画コレクション展の講演会がありました。

講師は東京藝術大学大学美術館の准教授 古田亮先生。日本近代美術のスペシャリストに伊豆市に残る作品を魅力をお話しいただきました。修善寺に残された巨匠たちの初期作品の特徴、また美術史におけるその重要性を作品を例に挙げながら分かりやすく、また時々笑いも交えてお話しいただきました。

巨匠たちが愛した修善寺講演会その2

講話の導入部分で、横山大観や安田靫彦のように長命で長く活躍した画家は巨匠と呼ばれ、早世した画家は天才と呼ばれるというお話しには思わず「なるほど!」と大きくうなずいてしまいました。たしかに30代で亡くなった今村紫紅や菱田春草は晩年の写真といってもまだ若くて「巨匠」というイメージではないし、やっぱり「天才」という言葉がしっくりくる。それに対して、横山大観や安田靫彦などは晩年の写真では「巨匠」感がすごくあるけど、逆に若い頃の写真を見ても「巨匠」という感じはまだない。

この展覧会では巨匠や天才と呼ばれた画家たちの若き日の作品をまとめてご紹介しています。巨匠や天才たちの初期作品ばかりをまとめて見る機会って実はなかなかなく、貴重な展覧会なんです。この機会をお見逃しなく!(お)

展覧会はじまりました 2017年9月16日

巨匠たちが愛した修善寺会場その1

伊豆市近代日本画コレクション展が始まりました。

このコレクションは、修善寺温泉の新井旅館三代目主人・相原寛太郎(号:沐芳)が日本画家たちと親しく交流したことで、この地に残されたものです。

沐芳は芸術に関心が高く、多くの画家を支援しましたが、その中でももっとも親しく交流したのが安田靫彦で、生涯にわたって家族ぐるみの付き合いをするほどでした。そして安田靫彦を介して横山大観や今村紫紅、小林古径、前田青邨なども沐芳と交流を深めることとなります。作品のほとんどが明治末期から昭和初期に描かれたもので、これはちょうど画家たちが新井旅館に入れ替わり立ち替わり滞在していた時期と合致し、残された作品はすべて沐芳と画家たちの交流の証ともいえます。

巨匠たちが愛した修善寺会場その2

本展覧会では伊豆市のコレクションを最大限お楽しみいただきたく、2部構成としました。第1部と第2部では3作品をのぞき、すべての作品が展示替えとなります。出品作家も下記のように変わりますので、1部・2部あわせてご覧いただければ幸いです。(お)

【出品作家】
第1部:安田靫彦、小林古径、前田青邨、川端龍子など
第2部:安田靫彦横山大観、今村紫紅など

商工たかさきの表紙 2017年8月19日

高崎商工会議所内のショーケース

ここしばらく、美術館日記が更新されなかったので、どうしたのか?と心配に思われた方もいるのではないでしょうか。日記となるネタがないわけではなかったのですが、すっかり間があいてしまいました。

さて、それはさておき、去年から高崎商工会議所で発行する「商工たかさき」の表紙に、当館の収蔵作品をご紹介しております。2016年は花をテーマとし、今年は風景も含めてご紹介しています。

先日、所用があって商工会議所に行きましたが、なんと、入口すぐのショーケース内に、収蔵作品が掲載された「商工たかさき」が、ずらーっと並べられているではありませんか。スマホで撮った画像なので、ちょっとわかりにくいかも知れませんが、こうやってご紹介いただけるのは、とてもありがたいことです。

2017年度 今までの表紙

表紙だけではなく、目次部分に表紙に掲載した作品の解説文もありますので、どこかで目にしたときはお手にとってご覧いただけると幸いです。高崎の商工業についての記事も多く、ついつい読み進んでしまう機関誌です。あと、半年程度の連載ですが、これからの表紙にもご期待ください。(の)

これまでの美術館日記

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