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低周波音とは

ページID:0005529 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

人が耳で聴くことができる音は、周波数が約20Hz(ヘルツ)から2万Hzの音波です。低周波音は周波数が概ね100Hz以下の音波のことで、20Hz以下の人の耳には音として捉えられない超低周波音と言われている部分と、20Hzから100Hzの人が低い音として聴くことができる部分からなっています。

低周波音による影響と発生源

低周波音による影響としては大きく分けて二種類あり、不快感や圧迫感などの「心身に係る影響」、窓や戸のがたつきなどの「物的影響」があります。低周波音は、工場・事業場の機械音、自動車のエンジン音、自然界の川の流れや風の音等、私たちの身の回りのどこにでも存在していますが、低周波音の感じ方には個人差があり、健康影響との因果関係等は未解明な部分も多く、現在も調査研究が進められています。

低周波音による問題

近年、風力発電施設からの低周波音による影響が問題となっていますが、静穏な住宅街の空調室外機や給湯機器等から発生する低周波音によって心身に係る影響を訴える苦情も増加しています。低周波音苦情は単にうるさくて迷惑しているというものではなく、眠れない、頭痛がするなどの切実な思いを訴えるものが多く、さらに機器設置後の低減対策なども難しいことから、住宅街で空調室外機や給湯機器等を設置する際は設置場所などへの配慮が必要です。知らないうちに私たち自身が低周波音苦情の発生源となってしまう可能性がありますので注意しましょう。

関連資料

低周波音について(環境省ホームページ)<外部リンク>