「三国鼎立と南北朝の時代」収蔵拓本コレクション展2
終了しました。
企画展示概要
多胡碑記念館では7月13日(日)まで中国後漢王朝末期から南北朝時代にかけての拓本を展示する「三国鼎立(ていりつ)から南北朝の時代」を開催しています。
曹操の書ともいわれる「袞雪二字(こんせつにじ)」(後漢末)、「王基残碑(おうきざんぴ」)(三国)、「広武将軍碑(こうぶしょうぐんひ)」(五故十六国)などを展示し、中国大陸の中世の幕あけと文字の書体の変遷、紙の普及の影響を見ていきます。
多くの群雄が割拠したこの時代は、「清流士大夫(せいりゅうしたいふ)」「名士(めいし)」といわれる知識人たちが活躍した時代でもあり、「六朝(りくちょう)文化」が華ひらいたことでも知られます。
展示を通して、人と文字との関わり、文化への影響について、改めてふりかえると同時に、多胡碑への理解をいっそう深めていただく機会となれば幸いです。
長雨の季節、多胡碑記念館で古代中国の歴史に思いをはせるのは如何でしょうか。みなさまのご来館をお待ちしております。
会期
平成26年6月10日(火)~平成26年7月13日(日)
休館日
月曜日
場所
多胡碑記念館 2階展示室
展示資料
- 「袞雪」伝・後漢末
- 「王基残碑」三国・魏
- 「広武将軍碑」五胡十六国・前秦
- 「石門銘」北朝・北魏
ほか総展示資料数20点余(展示替えを含む)
王基残碑(三国時代・魏)
石門銘(北朝・北魏)
問い合わせ
多胡碑記念館
電話:027-387-4928