エボラ出血熱について

エボラ出血熱は、エボラウイルスによる感染症です。

主な症状

潜伏期間は、2~21日(通常は7~10日)の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状を呈します。次いで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)等の症状が現れます。

発生地域

1970年代以降中央アフリカ諸国(コンゴ民主共和国、スーダン、コンゴ共和国、ウガンダ、ガボン等)でしばしば流行が確認されています、今回初めて西アフリカでの流行、アフリカ以外(スペイン、米国、イタリア、英国)での発生が確認されました。

現在、日本の外務省はエボラ出血熱の発生状況について、感染症広域情報を発出し、エボラ出血熱が流行した西アフリカ3か国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)への渡航の際の注意喚起を呼びかけています。これら3か国では、エボラ出血熱の流行により医療体制が弱体化しており、また、生存者からのエボラ出血熱ウイルスの再発生も報告されているため、これらの国への渡航及び滞在する際には、引き続き十分な注意が必要です。外務省の海外安全情報のホームページなどで現地の最新情報を確認の上、基本的な衛生対策(手を洗う、病人・動物との接触を避けるなど)を確実に行い、エボラ出血熱を含め、様々な感染症にかからないよう注意して下さい。

感染経路

エボラウイルスに感染し、症状が出ている患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)や患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に十分な防護なしに触れた際、ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。
一般的に、症状のない患者からは感染しません。空気感染もしません。
また、流行地では、エボラウイルスに感染した野生動物(オオコウモリ(果実を餌とする大型のコウモリ)、サル、アンテロープ(ウシ科の動物)等)の死体やその生肉(ブッシュミート)に直接触れた人がエボラウイルスに感染することで、自然界から人間社会にエボラウイルスが持ち込まれていると考えられています。
なお、WHO(世界保健機関)は、流行地でエボラ出血熱に感染するリスクが高い集団を、

  • 医療従事者
  • 患者の家族・近親者
  • 埋葬時の儀式の一環として遺体に直接触れる参列者
  • 熱帯雨林で動物の死体に直接触れる狩猟者

としています。
エボラ出血熱は、咳やくしゃみを介してヒトからヒトに感染するインフルエンザ等の疾患とは異なり、簡単にヒトからヒトに伝播する病気ではありません。

病気に関する知識を持ち、しっかりした対策を行うことで感染を防ぐことができます。

治療・予防

現在、特別な治療法はなく、症状を緩和するための対症療法が中心になります。また、感染予防のためのワクチンはありません。

外部リンク

エボラ出血熱について(厚生労働省)

海外安全ホームページ(外務省)

このページの担当

  • 保健予防課
  •  感染症対策担当
  • 電話:027-381-6112
  • ファクス:027-381-6125