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第23回特別展 イノシシの考古学(終了しました)
豊穣の神か害獣か 縄文から平安時代-人の動物観を考える
かみつけの里博物館は、特別展「イノシシの考古学」を開催します。
猪は鹿と並ぶ野生動物で、近年では「害獣」として駆除される対象となっています。群馬県では「イノシシ適正管理計画(平成27年10月31日まで)」を策定し、山林や農作物被害の防除に努めています。
猪と人との付き合いは長く、約2万年の遺跡からその古さが証明されています。
縄文時代になると、イノシシの装飾をつけた土器や、イノシシを象った土製品がたくさんつくられ、多産という動物的特徴からか、「豊穣」のシンボルとされたようです。
しかし、本格的に米作りが始まる弥生時代になると、農作物を荒らす害獣としてそのイメージが一変、「負の存在」として狩猟の対象となっていきます。
今回の展覧会では、縄文時代から平安時代の考古資料を中心に、その時代に生きた人たちの動物観を考えてみます。
展示資料は、群馬県内をはじめ、長野県・千葉県・埼玉県や山梨県内の遺跡から出土したイノシシにかかわる考古資料(縄文時代から平安時代)です。
その総数、約300点です。
期間
平成27年2月22日(日曜日)~平成27年4月12日(日曜日)
開催場所
かみつけの里博物館 企画展示室
観覧料
一般200円(160円) 学生100円(80円)
- ( )内は、団体入館者20名以上
- 中学生以下65歳以上、体の不自由な方とその介護者1名は無料
休館日
- 火曜日、祝日の翌日
- 3月1日(日曜日)は「かみつけの里開館記念日」のため無料開放
特別展講座
猪の文化史―考古学から探る人とのかかわり
- 講師:新津健さん(元山梨県埋蔵文化財センター所長)
- 日時:3月22日(日曜日)午後1時30分~(終了予定は午後3時30分)
当日午後1時より館内で受付 - 場所:当館研修室
- 対象:一般約80名。事前申し込みは不要で無料
特別展スペシャル企画「イノシシフェアー」
かみつけ初!!『ガチャガチャ』登場!!
博物館オリジナル「イノシシグッズ」が出るガチャガチャです。
さらに、そのガチャガチャのカプセルの中には、当たりくじが!
展示をみて、古代のイノシシ通になった後は、イノシシグッズをゲットしよう!
今回のイノシシフェアーは、イノシシに関するグッズを集めてみました。
さらに、特別展を解説した図録を読んでイノシシ博士を目指してみてはいかがでしょうか。