染料植物園歳時記
過去の歳時記
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- 平成29年度歳時記(2017年4月8日~2018年3月25日)
- 平成28年度歳時記(2016年4月9日~2017年3月26日)
- 平成27年度歳時記(2015年4月18日~2016年3月27日)
梅はどこに? 2020年11月30日
今回の収蔵品展で「慶長小袖裂」(けいちょうこそでぎれ)という、小袖の一部の裂を展示しています。
展示しながら、長い袖に施された意匠を、ここに鶴が飛んでいるな、ここには亀が、松は葉だけでなく木も、竹は葉で表現されてと、目で図案を追っていたら、ん?梅はどこ?キャプションに松竹梅鶴亀文様って書いてあるよね。何度見ても、梅が見当たりませんでした。古い裂で、刺繍がほどけてしまったのでしょうか。
あった!梅はちゃんとありました。絹地に織りこまれていたのです。なんと凝った意匠でしょう。
四方から見られるケースに展示してあります。黒一色に生地は染められているので、光のあたり具合、目線の高さによって、よく見えたり、見えなかったりします。いろんな角度から梅を探してみてください。
園内の紅葉の様子 2020年11月19日
観音山丘陵全体が色付いています。園内の植物も、葉や実が色付いて、澄んだ青い空の下、目に鮮やかな景色が広がっています。毎年一番早く紅葉するケヤキの樹は、一足早く葉を一枚も残さず落としました。
※写真は全て11月19日に撮影したものです。
上を見上げて歩いていると、足元もこんなにきれい。
工芸館のロビーから見る中庭もこんな色合いです。空も澄んで清々しい。
苔色と紅葉のコントラストに目を奪われた。写真右は、外国からのお客様。このジョウビタキの雄は今冬、このあたりを縄張りにしたもよう。