中東呼吸器症候群(MERS)について

中東呼吸器症候群(MERS)は、中東地域で広く発生している重症呼吸器感染症で、その地域を旅行などで訪問した人が、帰国してから発症するケースも多数報告されています。

中東へ旅行される場合には感染源であるラクダへ接触しないように気をつけるとともに、MERS感染が疑われる患者との接触や医療機関への訪問を極力避けるようにしてください。

※対象となる中東諸国:アラブ首長国連邦、イエメン、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン、レバノン(2015年6月24日現在)

市民の皆様へ

中東地域から帰国後2週間以内に、発熱・咳・呼吸困難などの症状が発生した場合には、万一の場合を疑い、医療機関に受診する前に、保健所へご相談ください。

保健所の連絡先

高崎市保健所 保健予防課 感染症対策担当

電話:027-381-6112

ファクス:027-381-6125

中東呼吸器症候群とは

2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症です。原因となるウイルスはMERSコロナウイルスと呼ばれています。

2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の原因となった病原体もコロナウイルスの仲間ですが、SARSとMERSは異なる病気です。

主な症状

主な症状は、発熱、咳、息切れなどです。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。MERSに感染しても、症状が現れない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。

感染経路

感染経路は正確にわかっていませんが、ヒトコブラクダが感染源の一つと考えられています。一方で、患者の中には動物との接触歴がない人も多く、家族間や医療機関内での患者間、患者と医療従事者間など、濃厚接触者間での感染も報告されています。主に、飛沫感染(咳やくしゃみなどによる)又は接触感染による感染であると考えられています。

季節性インフルエンザのように次々に人から人に感染することはありません。

治療・予防

現在、特別な治療法はなく、症状を緩和するための対症療法が中心になります。

MERSの発生が報告されている地域においては、咳やくしゃみなどの症状がある人との接触を避け、また動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避けることが重要です。

患者発生地域へ渡航時の注意点

  • 現地では、こまめに手を洗う、加熱が不十分な食品(未殺菌の乳や生肉など)や不衛生な状況で調理された料理をさけ、果物、野菜は食べる前によく洗う、といった一般的な衛生対策を心がけてください。
  • 咳やくしゃみの症状がある人や、動物(ラクダ)との接触は可能な限り避けてください。
  • 咳、発熱などの症状がある場合は、「咳エチケット」を心がけてください。(マスクをする、咳・くしゃみの際はティッシュペーパーなどで口と鼻を押さえ他の人から顔をそむける、使用したティッシュペーパーはゴミ箱に捨て手を洗うなど)

外部リンク

中東呼吸器症候群(MERS)について(厚生労働省)

中東呼吸器症候群(MERS)に関するQ&A(厚生労働省)

厚生労働省検疫所(FORTH)

外務省 海外安全ホームページ

このページの担当

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  •  感染症対策担当
  • 電話:027-381-6112
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