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1部のパネルディスカッションでは第3回博士に認定された高田さん、福島さん、森山さんをパネリストにお迎えし、第3回高崎学検定についてお話をしていただきました。
冒頭では、受検動機を含めた自己紹介をしていただき、その後「高崎学検定」を受検して自分自身が変わったことについてお話していただきました。
学習方法については、主に高田さんはインターネットで、福島さんは現場に出向き神社・仏閣などを見学しながら、森山さんは中央図書館で郷土の歴史に関する書物を探し学んだと話され、三者三様の学習方法で検定に臨んだことが分かりました。
また、受検を契機に自分の地域にある史跡などに興味を持つようになった、高崎学検定講座や公民館の講座を受講するようになったなど、自分自身にも変化があったとのことでした。
第3回高崎学検定に出題された問題については、文章の中にヒントがあり、受検者が解きやすい問題が盛り込まれていたとお話しされました。
第2部の基調講演では「四角四面の歴史ではなく、普段生活している所、歩いている所に歴史がある」ということで、スクリーンに市内各地の写真や史料を映し、レーザーポインターを使用しながら、受講者に分かりやすくご講演いただきました。講演では主に、連雀町の交差点の写真を映しながら、町名の由来や交差点の信号機の下にある高崎市の「道路元標」の説明をしていただきました。また、小学6年生の教科書から伊能忠敬のことについて触れ、伊能忠敬は旧中山道を通り高崎に2度立ち寄っており、あら町と本町の旅籠に宿泊していたことが残っている史料から分かり、旅籠のあった場所の写真を見せながら受講者に見に行ってみてはと話されました。最後に高崎城について、御三階櫓(ごさんかいやぐら)を中心に構造などを説明され、御三階櫓があった場所は今の高崎市総合保健センターの辺りで、高さも同じくらいであったと話されました。
その他にも榛名地域の「久留馬」と箕郷地域の「車郷」の名前の由来、鶴見町の由来などに触れられ、歴史が私たちの身近にあることが分かるたいへん興味深い講演でした。
今回の講座はスライド写真を見ながらの講座のため、音声は掲載しておりません。ご了承ください。