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明治百五十年記念「明治四十三年高崎案内」
企画展概要
平成28年度企画展3 明治百五十年記念「明治四十三年高崎案内」は、平成29年が明治の改元から150年の節目に当たることを記念して開催する展覧会です。当館所蔵の『高崎案内』と「明治百年人形」を展示して、先人の志や明治の近代化について知る手がかりになればと思います。
『高崎案内』は、明治43年に上野日日新聞が高崎の状況を網羅して読者に紹介する目的で発行した小冊子です。当時の視点から高崎の様子が詳述されており、市内の写真や企業の広告などからも本市の変化と発展を知ることができます。また、「明治百年人形」は、明治の45年間の出来事を年ごとに表現した変わり雛です。昭和43年(1968)10月25日に「明治百年」を祝う国の記念事業の一環としてつくられた46体(明治6年のみ2点)の人形で、古今流真多呂(またろ)人形作家の金林真多呂氏が、桐の粉と正麩糊(しょうふのり)を合わせた桐塑(とうそ)人形に日本画の顔料(がんりょう)で彩色した人形です。
今回の企画展が、日本の一大変革期である明治時代の政治、経済、社会、文化を知る機会になれば幸いです。
企画展名
明治百五十年記念「明治四十三年高崎案内」展
会期
平成29年1月28日(土曜日)~4月9日(日曜日)
休館日
月曜日(3月20日春分の日は開館)・3月21日
おもな展示品
『高崎案内』・「明治百年人形」など50点