水野 暁-リアリティの在りか
水野 暁-リアリティの在りか(2018年)
画家、水野暁(みずのあきら 群馬県出身1974-)は、徹底した描写を根底におきながら、実験的な表現も試みつつ新たな写実絵画の可能性を追求してきました。現場で描くことを基本軸に置く水野は、時とともに移ろう対象を五感でとらえ、変化のままにドローイングを積み重ねていきます。
直感をより活かし、油彩をドローイング的に捉えつつ集積していくという方法によって、描かれた場所や物のたたえる空気や光、音、匂いまでをも瑞々しく伝える絵画が生まれます。
2014-15年のスペイン滞在を契機に、絵画のみならず写真など他メディアへの横断といった実験を試みて現在にいたっています。また、難病と共に生きる母の姿をどうとらえるかという取り組みから生まれた最新の作品・ドローイング等を、本展で初公開します。
初期の作品から滞欧期の制作、そして帰国後の最新作を含む約90点を展示し、水野暁の追求するリアリティの在りかを探ります。
会期
平成30年4月15日(日曜)~7月1日(日曜)
主な出品作品
- 「Mother」2017-2018年 油彩・キャンバス、194.0×162.0cm
- 「La Mirada de La Mancha」2015-2016年 油彩・キャンバス、145.5×112.0cm
- 「残響-異国の光-/Saconia, Madrid」2014-2016年 油彩・キャンバス、97.0×130.3cm
- 「The Volcano-大地と距離について/浅間山-」2012-2016年 油彩・キャンバス、145.5×227.3cm
- 「表層の痛み」2011-2012年 油彩・板、89.4✕130.3cm
- 「Tangential Line」2010年 油彩・板、53.0✕72.7cm(2点組)
主催・会場
高崎市美術館
後援
朝日新聞前橋総局、共同通信社前橋支局、産経新聞前橋支局、上毛新聞社、東京新聞前橋支局、毎日新聞前橋支局、読売新聞前橋支局、群馬テレビ、J:COM 群馬、FM GUNMA、ラジオ高崎
企画協力
彩鳳堂画廊
開館時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
金曜日のみ 午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
旧井上邸は午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
会期中の休館日
4月16日(月曜)・23日(月曜)
5月7日(月曜)・14日(月曜)・21日(月曜)・28日(月曜)
6月4日(月曜)・11日(月曜)・18日(月曜)・25日(月曜)
観覧料
一般:600(500)円/大学・高校生:300(250)円( )内は20名以上の団体割引料金
身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方および付添いの方1名、65歳以上の方、中学生以下は無料となります。
関連事業
- アーティスト・トーク「水野暁が自身の作品/制作について語ります」
- クロストーク「ふたりのキュレーターと水野暁による鼎談」
- 公開制作「旧井上房一郎邸において水野暁がドローイングを行います」
- 母の日親子ワークショップ「見て、触って、親子で描きあってプレゼント!」
- おしゃべりギャラリーツアー「水野暁と学芸員がナビゲートする展覧会めぐり」
- 大好評につきアンコール開催 アーティスト・トーク「水野暁が自身の作品/制作について語ります」