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(終了しました)多胡碑記念館 第40回企画展「山上碑(やまのうえひ)の世界~古墳から寺院へ~」
終了しました。
中国大陸に超大国・唐(618~907)が成立すると、東アジアの国際情勢は、大きな転換期を迎えます。この頃、日本列島は古墳築造のピークを過ぎた時代で、中央政権は、大陸から進んだ技術や文化、例えば漢字や仏教を移入していきます。
このような激動の時代、山上(やまのうえ)碑(高崎市山名町)は、681年(天武天皇10年)に建立されました。碑は、古代東国で初めてつくられた石碑であり、完全な形で残る日本最古の石碑でもあります。また、隣接して山上(やまのうえ)古墳(7世紀中葉前後)があることから、碑文の「放光寺」の僧「長利」が、古墳に追葬された母「黒売刀自」のために、碑を建立したと推定されています。
上野三碑がユネスコ「世界の記憶」に登録されて一年、本館では「山上碑の世界~古墳から寺院へ~」を開催します。その魅力を広く知っていただく機会となれば幸いです。
第40回企画展「山上碑(やまのうえひ)の世界~古墳から寺院へ~」チラシ(PDF形式 3.3MB)
会期
平成30年10月31日(水曜日)~12月9日(日曜日)
開館時間と休館日
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は閉館30分前まで)
休館日
月曜日
観覧料
ユネスコ「世界の記憶」登録を記念して、会期中を含め平成31年3月31日まで観覧無料
展示資料
- 山名原口1・2遺跡出土資料(金属製品・埴輪類)(高崎市教育委員会蔵)
- 山王廃寺関係資料(塑像類・「放光寺」瓦等、塑像類は群馬県指定文化財、前橋市教育委員会蔵)
- 山王廃寺関係資料(塑像類・軒丸瓦等、塑像類は群馬県指定文化財、高崎市教育委員会蔵)
- 木部白満「三碑考」文政2年/1819年、(個人蔵)
- 一倉又兵衛「漫遊録」3点、明治時代(個人蔵)
- 山上碑拓本(楫取県政時代、群馬県立文書館蔵)
そのほか山上碑関連資料71点を展示
展示会場
多胡碑記念館(2階)企画展示室・拓本のへや
記念行事
展示解説会
展示のより深い理解を目的とした、本館学芸担当による解説会を開催します。ご希望の方は当日記念館1階ホールにお集まりください(申し込み不要)。
日時
- 平成30年10月31日(水曜日)午前10時、午後2時
- 平成30年11月24日(土曜日)午後3時30分
会場
多胡碑記念館(2階)企画展示室・拓本のへや
参加費
無料
史跡めぐり「山名郷を歩く」
山上碑の所在する山名地区の史跡めぐりを実施します。参加ご希望の方は事前にお申し込みください。
日時
平成30年12月1日(土曜日)午前9時30分~正午
集合場所
山名八幡宮南の高崎市営駐車場(高崎市山名町1501-1)
案内
山上碑・金井沢碑を愛する会
申込方法
平成30年10月26日(金曜日)午前9時30分より本館にて電話申込受付開始、定員30人になり次第締め切り(要予約)
参加費
無料