高崎学検定講座「600万人が聴いた生演奏~群響の演奏活動の原点<高崎>~」の報告

高崎学検定

「600万人が聴いた生演奏~群響の演奏活動の原点<高崎>~」の講演会を下記のとおり開催しました。その概要をご報告します。

日時

平成30年9月29日(土)午後1時30分から

会場

高崎市市民活動センター・ソシアス 市民ホール

講座資料

レジュメ(PDF形式 74KB)

講座内容

講座の様子1

前半は講師のヴァイオリンとの出会いから群馬交響楽団へ入団するまで、群響の誕生、映画「ここに泉あり」の裏話、移動音楽教室、群馬音楽センター、群響の今とこれから、などについてお話しいただきました。

ヴァイオリンは左手の指で押さえる弦の位置によって音が変わります。左手で正確な位置を押さえる感覚を身につけるには少なくとも小学校へ上がる前からの訓練が必要といわれております。講師は4歳からヴァイオリンを習い始めます。中学校のときに父親の仕事の都合で群馬へ引越してきて、そこで恩師と出会うことになります。そして、1987年にオーディションに合格して群響へ入団、その後30年間に渡り演奏活動を続けてこられました。

1945年11月に群響の前身となる高崎市民オーケストラが誕生しました。当時のメンバーは8~10人程度、楽器のないパートはピアノの音で補うなどの演奏でした。そのうち自然と仲間が集まって人数は増えましたが、アマチュアとプロが混合していたためメンバー間での考え方に差が広がり始め、人数が減ったり分裂したりしていました。そして転機になったのは1951年に群馬県が移動音楽教室運営委員会を設立し、活動のための補助金が出るようになったことです。そこから演奏活動が上向きになっていきました。群馬県の子どもたちに音楽を聴かせたいという強い理念のもと、群響の活動の柱は移動音楽教室と定期演奏会になっています。県内の小学校では6年間に2回、中学校では3年間に1回と移動音楽教室の生演奏に触れられる機会が設けられています。群響には現在は63名が在籍しており、そのうち群馬県出身者は1名。北海道から沖縄までの広い範囲での出身者が在籍しています。

後半ではヴァイオリンとピアノの演奏をしていただきました。

  • ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」作品24より第1楽章・・・ベートーヴェン
  • タイスの瞑想曲・・・マスネ
  • 美しきロスマリン・・・クライスラー
  • G線上のアリア・・・J.S.バッハ
  • 情熱大陸・・・葉加瀬太郎
  • アメイジング・グレイス ※アンコール曲として

演奏を聴いた参加者の中には「楽器が歌っているようで涙が出ました」という感想もあるほど素敵な演奏でした。

講座の様子2

講師プロフィール

渡会 裕之(わたらい ひろゆき)

東京都出身。国立音楽大学卒業。在学時、学生オーケストラのコンサートマスターとして同大学主催の定期演奏会や世界的に著名な指揮者(オットマール・スイットナー氏やヘルベルト・ブロムシュテット氏など)を招いての公開レッスンで演奏。1987年卒業時に、大学より最優秀の成績を収めた男子学生に贈られる谷田部賞を受賞。同年12月に群馬交響楽団に入団し、第1ヴァイオリンを担当。

また、草津国際アカデミー&フェスティバルにおいて、豊田耕児、インゴ・ジンフォッファー(バイエルン国立歌劇場コンサートマスター)、ウェルナー・ヒンク(ウィーンフィルコンサートマスター)の各氏よりソロヴァイオリン及び室内楽等の指導を受ける。

過去、高崎市や徳島市、群馬県吾妻郡などでヴァイオリンとピアノによるデュオリサイタルを開催。最近では2010年~2015年にわたり、軽井沢紀の鳥ホールにてベートーヴェン作曲の弦楽四重奏曲全曲を演奏するなど、オーケストラ活動の他、ソロや室内楽、弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者としてなど、幅広く演奏活動を行った。

2018年4月には、群馬交響楽団の常務理事兼音楽主幹に就任、演奏者ではなく新たな立場から群響の発展のために力を注いでいる。

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このページの担当

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