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(終了しました)ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展
ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展(2012年)
東京に生まれ、少年時代を岩手県二戸市で過ごしたグラフィック・デザイナー福田繁雄(1932-2009)は、東京オリンピックや大阪万博へと日本が向かっていた時期に、戦後世代のデザイナーとしてその活動をスタートしました。1972年、ワルシャワ国際ポスター・ビエンナーレで金賞を受賞、1975年、『ポーランド戦勝30周年記念国際ポスター・コンペ』で最高賞を受賞するなど、国内外で広く活躍した福田の作品では、明快な単純化、軽快なユーモアのセンス、そして視覚による伝達への関心に根ざす、錯覚や錯視を利用した視覚トリックが一体化しています。福田のこうした特質は、グラフィック・デザインだけではなく、立体作品や著作にも強くあらわれています。
本展は、DNP文化振興財団所蔵のポスター約160点と、二戸市シビックセンター福田繁雄デザイン館所蔵の立体作品約80点に加え、アイデアスケッチなど貴重な資料を紹介し、福田繁雄の全貌に迫る、過去最大規模の回顧展です。
【福田繁雄 略歴】
福田繁雄(ふくだ しげお)/1932年-2009年 東京生まれ。母親の郷里岩手県二戸市(にのへし)に疎開。中学・高校時代を過ごす。1956年東京藝術大学美術学部図案科卒業。味の素株式会社、デスカを経てフリー。単純化された形体とトリックアートを融合させたシニカルで遊び心溢れるデザインで、独自の領域を切り開く。主な受賞に、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞、ポーランド戦勝30周年記念国際ポスターコンペグランプリ、芸術選奨文部大臣新人賞、文藝春秋漫画賞、講談社出版文化賞、通産大臣デザイン功労賞など受賞多数。1997年紫綬褒章受章。
会期
2012年4月14日(土曜日)~2012年6月24日(日曜日)
主催
高崎市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
開館時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
金曜日のみ 午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
休館日
毎週月曜日、および祝日の翌日
※4月30日は開館します。
会期中の休館日
4月16日・23日、5月7日・14日・21日・28日、6月4日・11日・18日
観覧料
一般600(480)円、大学・高校生300(250)円
- ( )内は20名以上の団体割引料金
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方および付添いの方1名、65歳以上の方、中学生以下は無料となります。
後援
上毛新聞社、読売新聞前橋支局、群馬テレビ、J:COM群馬、エフエム群馬、ラジオ高崎、群馬県デザイン協会
協力
二戸市シビックセンター福田繁雄デザイン館、DNP文化振興財団
企画協力
DNPアートコミュニケーションズ
協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網
関連事業
- スペシャルギャラリートーク
- マジック教室&ショー
- ぱらぱらマンガ教室
- 学芸員によるギャラリートーク