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(終了しました)脇田和-心のなかの暖かな部屋
脇田和-心のなかの暖かな部屋(2011年)
私たちの心のなかに、小さな暖かい部屋があると感じたことはありませんか?身近な人への愛情や美しい想い出など、大切なものをひっそりとしまっておく心の奥の静かな部屋。画家、脇田和が80年にわたって描き続けた絵画作品は、そんな心のなかの部屋を思わせます。
1908年(明治41年)に東京に生まれた脇田和は、15歳でドイツに渡り、アカデミックな絵画修行を経て帰国した後、1936年(昭和11年)に猪熊弦一郎や小磯良平らとともに新制作派協会を結成します。戦後は数々の国際展に参加、受賞し、日本を代表する作家として飛躍しました。国内外で注目を集めて華やかな活動を展開した脇田ですが、その作品の中に描かれるのは、私たちが日常のなかで何気なく接しているものばかりです。子どもたちや鳥たち、名もない花々、見慣れた衣服。そんな身近なものたちに、脇田は真摯な眼差しを注ぎました。
本展覧会では、軽井沢の脇田美術館所蔵作品を中心に高崎市美術館所蔵作品をあわせて展示し、ドイツ時代の習作から晩年の円熟した画域にいたる脇田和の詩情あふれる世界をご紹介します。
会期
2011年9月14日(水曜日)~2011年11月10日(木曜日)
主催
高崎市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
開館時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
金曜日のみ 午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合翌日)
会期中の休館日
9月20日・26日、10月3日・11日・17日・24日・31日、11月7日
観覧料
一般500(400)円、大高生300(250)円
- ( )内は20名以上の団体割引料金
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方および付添いの方1名、65歳以上の方、中学生以下は無料となります。
- 10月28日(金曜日)は群馬県民の日につき入場無料です。
後援
上毛新聞社、群馬テレビ、エフエム群馬、ラジオ高崎
協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網
協力
財団法人 脇田美術館
関連事業
- 特別講演会「脇田和-その創作と人生」
- ギャラリートーク
- 脇田美術館学芸員、石嶋亜希子氏による作品解説
- ミュージアム・コンサート「心のなかの暖かなうた」
- 絵てがみ募集